日・EUのEPA 首席交渉官交渉は隔たり埋まらず終了

日・EUのEPA 首席交渉官交渉は隔たり埋まらず終了
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東京で開かれていた日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定の首席交渉官による交渉は、農産物や自動車の関税の撤廃などをめぐって双方の主張の隔たりが埋まらないまま16日に終了しました。
日本とEUのEPAは、年内の大枠合意を目指して、今月13日から首席交渉官による大詰めの交渉が行われてきました。今回の会合では、関税の取り扱いをめぐる双方の主張の隔たりを埋められるかが最大の焦点となっていました。

しかし、これまでの協議で、EUが乗用車にかけている関税を早期に撤廃するよう求める日本側と、日本が農産物や加工食品にかけている関税を撤廃することなどを求めるEU側との間で主張の隔たりは埋まらないまま16日に会合は終了しました。

日本とEUは、交渉が進展した場合には閣僚による協議を行う方針を示していましたが、これまでの時点で日程は決まっておらず、目標としていた年内の大枠合意は見通せない情勢です。