アドラー心理学は、他者との比較をやめて、自分自身の今と向き合うことの重要性を説くが、芸能界は常に比較、評価される世界。デビュー当初は「そういうのがイヤだった」と振り返る。

　「露出が増えるほど、アンチも増えていくわけですから。でも、アンチが増えるっていうことは、見てくれる人が多くなったということ。それを知った後は、それが普通なんだろうなと。何を言われても自分は自分であればいいかな」

　芸能界の荒波にもまれる中で、自然と“嫌われる勇気”を身に付けた。

　バッシングを受けても落ち込むことはないといい、「考えてもその人と話す機会もないですし、自分は自分のやることをやるしかない。私のことを嫌いと思っている人が、私の作品を見たときにちょっとでも『いいじゃん』と思ってくれたらうれしいですね」とポジティブだ。

　２０代は全力で駆け抜けてきた分、３０歳になってから仕事のペースを落とした。

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