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●タッチゲームを作ってみよう(導入)
前回どうでもいい脱線でどき魔女の話が出た。どき魔女の神判モードみたいなもの、あのくらいなら、今までに憶えた技術を駆使すれば作れる。応用の仕方という意味で、ちょっと作ってみることにしよう。せっかくエロ目的で弄れるキャラもできたんだしな。ちなみに、最新作は買ってないので、最新の神判がどうなってるのかは知らん。神判は旧作準拠で。って言うか、それからも逸脱して原形は留めないと思うけど。
そんなマニアックなゲームしらねーよと言う人のために軽く説明すると、平たく言えば女の子の体を触りまくるゲームだ。エロゲだな。実際には、おさわりモードはかなりさらっと流れてしまうけど。他の細かいシステムについては、作りながら解説する。
もちろん、操作はマウスになるし、息を吹きかけるのもできない(マイク使えば不可能ではないかも知れないけど)ので、そっくり再現はできない。それにする気もないです。独自のオリジナリティを加えて、FLASHの解説にも向いた代物にしていこう。
●見えなくても感じちゃう
とりあえずは触られる女の子の絵を用意しよう。女性やアッー!な人は男でも可。獣好きなら獣で。要するに何でもいい。何枚か欲しいが、あんまり枚数が多いと面倒だ。
基本的な絵は見られればいい。pdrだろうがjpgだろうがpngだろうがご自由に。こういうJPEG、PNGなどのラスタ画像には部分部分に当たり判定やクリック判定をつけるのは難しい。だが、考え方を変えれば簡単になる。
絵は、あくまでも背景と考える。その手前に透明なスプライトを用意し、それにクリックや接触を判断させれば何の問題もない。
ちなみに、透明なスプライトと空っぽのスプライトはまるで違う。見た目は同じだけどな。
透明なスプライトを作って反応させてみよう。目新しいことは何もしない。まずは普通にスプライトを作り、その中の画像の不透明度を0に。これだけだ。画像の不透明度は、Suzuka・ParaFla!側で0に設定しても、ParaDrawで描く時に不透明度0のパスにしても大差ない。
サンプルでは、普段は見ることはできないが、触ろうとすると見える服が実現している。これで、全裸だと思って触ろうとすると、実は着衣というサプライズを提供できる。しかし、なんの意味もないよな、この服。
あとは、この見えないけれど形のあるスプライトにイベントハンドラをつけてやればいい。
ちなみに、スプライトのプロパティに_visibleと言うのがあるが、これをfalseにすると、見た目が透けるだけでなく、触ることもできなくなってしまう。
で、これの応用方法だが、ラスタ絵(JPEGなど)の上に触りたい領域の形の透明なスプライトを配置する。配置する時にも見えないので注意だ。ラスタ画像自体は不透明にし、目的の場所に目視で位置を確認しながら配置したら、カラーの項目で不透明度を0にすればいい。重なり合っている場合、onpressは不透明なもの同様手前の方が優先される。
これで、JPEGの写真でもタッチし放題だ。片思いのアノ子の写真であんなことやこんなことにもレッツトライ!その代わり、公開する時は肖像権とかに注意しろよ。って言うか公開すんな。それはお前だけの秘密にしとけ。

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