蹴球探訪
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【プロ野球】中田が三冠王宣言 来季国内FA「特別な1年」2016年12月16日 紙面から
【ホノルル(米ハワイ州)水足丈夫】日本ハム・中田翔内野手(27)が14日(日本時間15日)、節目の10年目を迎える来季の目標に、三冠王奪取を掲げた。シーズンオフに栗山英樹監督(55)が三冠獲得を厳命する一方、来季は順調にいけば国内FA権を取得するシーズン。優勝旅行先のハワイでも自主トレを継続している主砲が、タイトルを総ナメにする。 侍ジャパンの4番は本気だ。今季、勝負強い打撃で自己最多の110打点を挙げ、2年ぶりに打点王を獲得。ただ、タイトル1つに満足はしていない。来季は打撃3部門を全部かっさらう野望を明かした。 「やるからには(三冠王を)目指して頑張る。(栗山)監督の期待に応えられるようにしたい。来年、いろんな意味で特別な1年になる。最後まで全力を尽くす」。10年目の来季は順調に行けば、国内FA権を取得するとあって、中田ここにあり−を他球団に知らしめる腹づもりだ。 三冠王への渇望。主砲をその気にさせたのは栗山監督だった。「あいつのために三冠王を取らせたい」と語気を強めた指揮官は、今季の成績にも少なからず物足りなさを感じていた。 「いいヤツだから、自分が打たなくてもチームが勝てば安心してしまう。あれだけの体の強さを持っているわけだし、来年はもっと大爆発できる」。11月23日のファンフェスティバル中に個別面談。「来年勝負しろ」と三冠王指令を出し、「ダメならカンチョーする」と冗談交じりに期待を込めた。 主砲は優勝旅行中も練習に励んでいる。この日は、家族と大型ショッピングモールに出向いて英気を養ったが、頭の中は野球が占め、来季に向けた青写真を描く。「上を目指していく」。同僚の大谷ばかりに話題をさらわれるのは本意ではない。日本ハムはもちろん、WBCでも4番を任されるであろう大砲が壮大な目標へ突き進む。 (水足丈夫) PR情報
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