旦那が子育てをすればどれぐらいイライラするのか。今回も寝込んだ妻に代わり、子育てをしたときに感じたイライラをお届けする。今回はおむつ交換に続き朝ごはんを作ったわけだがそのときに感じたイライラだ。
世の旦那たちよ。間違いない。育児はイライラの連続だ。子育てと書いてイライラと読んでも過言ではないだ・・。今なら妻の気持ちが手にとるように解る.。
2歳児散らかす
さて前回はおむつ交換をなんとか終わらせたところまで話をした。その詳細はこれだ。まずはこれを読んで欲しい。
前回おむつ交換はなんとか終わらせた訳だがまだまだ先は長い。妻は結構お腹が痛そうだった。すぐに完治することはないだろう。今日の子育ては俺の腕にかかっているといっても過言ではない。
それにしても部屋の中がいろいろなもので散乱している。見る限りほぼ娘のおもちゃグッズだ。やはり2歳児にはまだ片づけを完遂する能力はないということか。
しょうがない。今日んとこは私が片づけてやるか。これも子育ての一環だ。本来なら教育のため娘に片づけさせるべきだろうが、今日んとこはまけてやろう。
朝ご飯準備でイライラ
さて次は娘の朝食でも準備してみるか。何を作ってやろうかと思案してみるが、自慢じゃないが私は料理ができない。作れるものは「お好み焼き」だけだ。何故かこれだけは作ることができるのだ。不思議なものだ。
さて娘の朝ごはんはどうしたものか。思い切って「お好み焼き」で行ってみるか。あの娘もたしか「お好み焼き」は大好きだ。喜んで食べるかもしれない。
いや。しかしまて。やはり朝一から「粉物」は正気の沙汰ではない。見たところ冷蔵庫にはキャベツもない。しかも妻が起きだしてこようなものなら、朝一から「お好み焼き」を作っている旦那をみて発狂することだろう。
「あなた朝から粉モノって正気なんですか!?」と。
やはりここはべたに食パンでも焼くとするか。それに目玉焼きでも作りほうれん草でも炒めてみよう。娘の成長を考えると野菜も食べさせる必要がある。
ふと娘は何をしているのかとキッチンからリビングを覗いてみる。するとどうだ。さっき小奇麗にしたはずの部屋がもう見事に散らかっている。
どうやら最近おきに入りのパスルを始めたようだ。しかも同時に2つのパズルをやっている。意味がわからない。パズルのピースが大量に散乱している。
(それはさっき俺が片づけたパズルじゃないか!お前できないのはしょうがないにしても片づけないじゃないか!イラッ!)
小娘がやってくる
そんなイラっとした気持ちを抱えながら私は目玉焼きを作り出す。これでおむつ交換の2イライラと合わせトータルで3イライラだ。かなりのハイペースじゃないか。
そんなことを考えながら卵をフライパンに落とし待つこと5分程度、どうやからいい感じに目玉焼きは焼けつつある。
目玉焼きというものは簡単だ。料理ができない俺でも簡単にできる。卵をフライパンに落とし水を入れ蓋をする。以上。
さて味付けはどうしたものか。やはりここは塩胡椒か。塩胡椒はどこにある?ここか?ないじゃないか。ではここか!?ないじゃないか!一体塩胡椒はどこにある!
目玉焼きが焦げるじゃないか!(イラっ)
料理ができない男はここでとりあえず火を止めるという事が思いつかない。
そんなときにあの小娘がやってきたのだ。娘は何やら手に大量のカードみたいなものをもっている。
(お前パズルはどうした?まさかもう止めたのか??)
それにしてもあれはなんだ?何やらカードごとにひらがなが書いてあるようだが。もしかして妻が「あの子最近お気に入りのカードがあるんですよ」と言っていたあれか。子供チャレンジ、はてなんだくんのカード。
それにしてもこのカード見るからに危険なブツじゃないか!
2歳児さらに散らかす
そんな私の心中も知らずに「パパあそぼー!」娘はそう話しかけてくる。満面の笑みだ。
しかし無理だ。私に遊ぶ余裕はまったくない。目玉焼きが焦げる前に塩コショウだ!早急に塩胡椒を見つける必要がある。目玉焼きが俺を待っているのだ。小娘と遊んでいる時間はない。
「無理だ。一人で遊べ」娘にそう伝える。
しかし口癖が「いや!」という娘だ。やはり簡単に諦めはしない。
「あそぶのー!」
再び交渉を持ちかけてくる。
「だから無理だ!あっちいけ」そう娘に伝える。この押し問答を繰り返すこと5回ほど。すると娘の動きが一瞬止まったのだ。その瞬間だった。
「無理じゃなくってー!じゃなくってー!」といいつつ娘は手に持っていたら大量のカードをキッチン内に撒き散らしたのだ。
やっぱりか!
やはりあれは危険なブツだったのだ!
ここだけは想定通りじゃないか!
大量に舞うカード。娘は「無理じゃなくってー!」を連呼している。
「無理じゃなくってー!」
「無理じゃなくってー!」
キッチン内にはカードが散乱している。リビングにはきっとパズルが散乱したままの状態になっているのだろう。塩胡椒はまだ見つかっていない。目玉焼きは焦げつつある。そんな中で馬鹿でかい声で得意のフレーズ「じゃなくってー!」を連呼する娘。
そのとき私は心の中で感じてしまったのだ。
「こいつまぢイラつく!」と。
おむつ交換で感じた通りの展開だ。おむつ交換のときに感じたイラつきを消化できないまま、リビングでパズルを散らかしキッチンではカードをまき散らしす娘に、早くも次のイライラだ。
しかしここも堪えるしかない。イラつく気持ちを何とか抑え娘にこう伝える。
「片付けろ」と。
そう伝えた後、(ここはどうせ得意のいや!だろ?と待ち構えていると娘は何やらニヒルな笑みを浮かべてあっちに走っていく)
(こいつもしかして確信犯か!イラッ)
キッチンから顔をだし再び娘の背中にこう話しかける。
「おい!片付けろ!」と。
しかし娘は完全無視だ。すでにもうパパの話しなんか聞いていない。カードが散乱し足の踏み場もない中、塩胡椒も見つかっていない。言うまでもなく目玉焼きはもう焦げている。
このとき俺はハッキリとこう感じたのである。
「子育てって・・ちょー大変!!」と。
子育ては余裕がない
そして私はこの瞬間悟ったのである。
そうかこういうことだったのか。子育てって何故こんなにイライラするのか。
一つの例として私は料理ができない。なので料理中余裕が全くないのだ。「目玉焼きが焦げてしまう」で頭の中はいっぱいなのだ。
そこに現れる娘。カードを散らかすことぐらい普段ならば、舞うカードを見て「カードが花びらみたいで綺麗だね~」ぐらいのことは言えるのかもしれない。
しかし余裕がないときはそんなことは思えない。正直な気持ちは、「邪魔するんじゃない!!あっちいけ!いらっ!!」である。
妻も普段似たような気持ちなんじゃないだろうか。妻の場合は料理は得意なのでこのシチュエーションではイライラしないのかもしれない。
でも子育ては妻も初めて経験することばかりだ。基本的には余裕はないだろう。
今なら妻の気持ちが少しは分かる気がする。やはり子育てがイライラする一番の原因はこれだ。
「自分のペースでできないから。」
さらには
「余裕がないときに自分のペースを乱されると特にイライラする。」
これからは妻が余裕をもって子育てができるよう、できることは積極的に参加してやっていこう。
それにしても子育てがこんな大変なことだったなんて・・俺ってやつは・(泣)