カメラストラップやカメラバッグ等のハイセンスで高機能なカメラグッズを販売しているPeak Design(ピークデザイン)のクラッチ ハンドストラップCL-2とキャプチャープロカメラクリップwith PROプレート CP-2を買ってみました。
以前Peak Design(ピークデザイン)のカメラストラップ、スライドSL-2を買ってストラップには満足していたのですが、もっとカメラの取り回しが楽になるかもしれない2商品を買ったのでレビューしたいと思います。
Peak Design(ピークデザイン)のクラッチ ハンドストラップCL-2
今までに2本のカメラストラップを購入し使っていました。1つはダイアグナルのニンジャストラップで、もう1つはピークデザインのスライドSL-2。
両方とも簡単に長さが調節出来、たすき掛け出来るので機能的にも満足していました。ニンジャストラップに関してはC-LOOP等の商品を組み合わせ、簡単に取り外しが出来る様にしたりと結構快適でした。
でもこのカメラストラップが時と場合により邪魔になる時があります。
家族と出かける時等はストラップが必須ですが、1人で撮影に出かける時はストラップが無い方がいいんじゃないかと思ってました。
特に私はスリングタイプのカメラバッグを使っているので、カメラバッグもカメラストラップもたすき掛けにすると、バッグとストラップが引っかかったり、ごちゃごちゃしてきて不満がありました。
それで購入したのが今回のハンドストラップです。見た目もかっこ良く前々から狙っていたのですがようやく購入に至りました。
外箱
外箱は扉の様に開いて商品が見える様になっています。
内容物
ハンドストラップ本体、説明書、4mm六角レンチ、予備アンカー、ステッカーが入っています。
細かいデザインや機能面
このクラッチCL-2のこだわりは機能面だけではありません。細かい部分もしっかりしています。素材や縫製もしっかり!!
ベルトの先端にはpeak designのロゴがあります。ロゴだけかと思いきや裏面にもこのようなデザインが施されています。
手の甲に当たるクッション部分もこの様な模様がはいってます。
三角リングに付けるベルト部分も購入前はペラペラなのかなと思っていましたが、結構厚みもありしっかりしているので耐久性も問題なさそうです。
丈夫に出来ている分、取付ける際はちょっと手間取ってしまいます。この部分は気軽に取り外し出来る感じではないかも知れません。
ソニーのα6500に付けてみた
早速使っているソニーのα6500に付けてみました。いや〜本当カッコいい!!もっと早く買っておけば良かった!!
まだ付けたばっかりなので素材も固く馴染んでませんが、肌触りも使い心地もいい感じです。
何よりベルトの調節が凄い簡単に出来てます。緩める時は金具の部分をクイッとあげればスッと緩み、閉める時はベルトを引っ張るだけでしっかり固定出来ます。
Peak DesignスライドSL-2と同時使用も可能
カメラストラップのスライドSL-2と同時に装着する事も出来ます。(一緒に付ける人は少ないかも知れませんが。。)
プレート部分には4つの穴があり、その全てにアンカーリンクを付ける事が可能です。下記写真のように2つのアンカーリンクを付ければカメラストラップとハンドストラップを同時に付ける事が出来ます。ちょっとごちゃごちゃしますけど。
ちょっとした問題点
ソニーのα7のシャッター位置ではちょっと押しづらいです。ベルトを緩めれば問題なくシャッターに指が届くのですが、閉めている状態だとかなり厳しいです。
しかし、α6500ではグリップ部分の上部にシャッターがあるので、α7より押しやすくなります。だけどキッチリと締めている状態ではやはり押しづらくなります。
あとどのメーカーのカメラでも言えそうな事ですが、「親指AF」を設定しているカメラだとストラップを締めた状態ではやはり操作しにくくなります。
問題点としてあげましたが、公式動画でも撮影の際は緩めてから撮影している様です。緩めるという動作が増えてしまいますが、クリップ部分をクイッと動かすだけの簡単操作で調節出来るので対した問題では無いかも知れません。
緩めて操作すればα7でも問題なく使えました。なのでどのカメラでも便利に使えると思いますが、コンデジの様な極端に小さいカメラには不向きかも知れません。一眼レフやミラーレス一眼などには自信を持っておすすめ出来ます!!
一眼レフ・ミラーレス機ユーザー
Peak Design(ピークデザイン)キャプチャープロカメラクリップwith PROプレート CP-2
名前からは想像しづらいですが、この商品は幅7.6cm、厚さ1.3cm以内のバッグのベルトなどに設置しカメラを引っ掛ける事が出来ます。文章で説明しても解りづらいので公式の動画を見て頂ければこの商品の素晴らしさが分かると思います。
カメラストラップを外し、ハンドストラップにすると使わない時は手に持ておくかカメラバッグに入れるしかありません。ずっと持っておくのも手が塞がるし、度々カメラバッグから出し入れするのもちょっと面倒です。
しかしこのカメラクリップがあれば簡単にカメラを手から離す事が出来ます。このカメラクリップとハンドストラップの組み合わせは本当最高です!!
外箱
peak designの多製品と同じく扉の様に開き中身が見えます。
内容物
本体、プレート、説明書、六画レンチ、ステッカー、小物入れポーチ、マンフロットのRC2規格に対応させるプレートとネジと1.5mmの六画レンチが付いてます。
外観
素材はアルミ製で頑丈な作りとなっています。表面の左右あるネジを緩めてベルトに装着します。
ベルトを挟む部分は凸凹があり、がっちりと挟み込む構造になっている為薄いベルトでもしっかりと固定する事が出来ます。
そして裏面には三脚ネジがあるので、三脚に設置して使う事も出来ます。
このカメラクリップを使うには、カメラボディの三脚穴にプレートを付けて使用します。その事で三脚穴が塞がってしまいますが、このクリップを三脚に付けてしまえばクイックシューを付けたり外したりする事無く簡単に設置出来ます。
試しにマンフロットのミニ三脚PIXIに付けてみました。クイックシューが無い直付けタイプの三脚に使えれば簡単にカメラの設置が出来ます。
カメラを固定するのは本当に簡単です。プレートを溝にいれてカチャッとするだけ。カチャッという音とともにロックが掛かるので逆さまにしても落ちる事はありません。
外す時は赤いボタンを押してロックを解除すればスッと取り出せます。
また、赤いボタンを回転させると、ロック解除が出来なくなります。これを使えば不意にロックが解除されカメラが落ちてしまうなんて心配も無くなります。
横の黒いネジを回すと、爪が出てきてガタつきなく固定する事が出来ます。この爪を出した状態だとロックを解除しても外れにくくなったりするので、自転車やバイクでの長距離移動時に使うと、より安心して移動出来そうです。
α6500につけてみた
amazonのレビューではソニーのα6000などにプレートを装着すると液晶モニターに干渉しチルト出来なくなるとあったのですが、α6500ではその様な問題もなく装着出来ました。大きさも問題なさそうなのでプレートを買い足す事無く使えます。
α6000等の機種では別売りのプレートを購入する事になります。
マンフロットのRC2規格の三脚で使うには
マンフロットのRC2規格の雲台で使うにはこの小さいプレートを付けます。
私も使っているマンフロットのbefreeはRC2規格なのでbefreeユーザーはコレを付ける事になります。
しかしこのプレートのネジがメチャクチャ小さく、ちょっと力を入れただけでなめってしまいそうです。ネジには緩み防止加工はされているっぽいですが、何度も閉め直しているといつかナメってしまいそうな感じです。
実際にbefreeに装着してみました。が、サイズは合う事は合うんですが、接点が少なく隙間が目立っている感じで安定感に不安が残る感じです。
下記画像はbefree付属のクイックシューとRC2に対応させたPROプレートの比較画像です。
見て分かるように隙間が目立ちます。付属プレートを付ければRC2でも使えるけど、あくまで付けれるだけで重い機材を使用しているときはちょっと頼りないかも知れません。RC2に対応はしているけど純正のクイックシューみたいにしっかりかっちり固定されるという訳ではありません。
あと左側のグレー部分のロックの角度も大分違います。
すべてのマンフロット製品に対応している訳ではない
当たり前ですが、RC2規格以外にはこの付属プレートを付けても対応していません。私が使っているもう1つの三脚のMHXPRO-3Wの雲台では使えませんでした。
私は状況に応じて三脚を使い分けているので、このままでは三脚を変えるたびに付属プレートを外したり付けたりする事になってしまいます。
それでは面倒くさいので、RC2用の付属プレートをは使わず、befreeにアルカスイス規格のクランプを付ける事にします。下記商品だとコンパクトに出来ていて、befreeに装着しても問題なく使え、付属のバックに収納する際にも邪魔にならない様なのでこれを追加購入します。
プレート自体がアルカスイス規格になっているのでクランプを付ければどの三脚でも問題なく使えます。MHXPRO-3Wには既にアルカスイス規格のクランプが付いているのでbefree用にも買い足せばどちらの三脚も使える様になります。
複数の三脚やカメラを持っている方は、アルカスイスに統一すると本当に楽になるのでおすすめです。
使ってみて
本当に使えば使うほど便利さを実感出来る商品です。使うたびにカメラバッグを開け閉めする必要も無く、サッと取り出しサッと直せます。
また複数のカメラを使用している方には特におすすめです。1つはカメラストラップ。もう1つはカメラクリップに。とするだけでも取り回しが楽になり、ストラップが絡まる事もありません。
使ってみて強く感じたのは「早く購入しておけば良かった」という事です。本当便利です。1日使うだけできっとこの便利さを体感出来ると思います!!
バックに収納するのが面倒な方
自転車やバイクに乗る方
登山をする方
別売りパーツ
別売りのパーツもいろいろあります。
ロングクランピングボルトセット
厚みのあるベルトに固定する場合はこの商品。通常では厚さ1.3mmまででしか使用出来ませんが、下記商品を使えば2cmまでの厚さで使用出来ます。本格的な登山用のバッグに使う際はコレが必要になって来ると思います。
キャプチャープロパッド
腰のベルトに付ける時はコレを使えばクッションの代わりになります。フルサイズ機や望遠レンズなどの重い機材を使う場合は必要になりそうです。
キャプチャーツール
ピンをより強力に閉める為のツールもあります。指で閉める事も出来ますが、コレを使えば簡単により強力に留める事が出来ます。プレート用の6画レンチも付いていて、さらには栓抜きまで付いている便利ツールです。
私は以前、この商品を欲しいものリストからプレゼントで頂いていたので買い足す事無く使っています。こういった小物がすぐに欲しくなってしまう質なので頂いた時は本と嬉しかったです。改めてありがとうございました。
シェル
動画でもある様に登山や自転車、バイク利用者にもおススメです。おススメなんですが、カメラがむき出しの状態なので擦り傷や埃などが心配な場合は同じpeak designから出ているこの商品を付けるといいかもしれません。
このシェルは完全ではないけど防水加工もあるので安心です。背面モニターやファインダーは見えないので撮影時には外さないといけませんが、移動時の安心感は大きいと思います。そして何より見た目がカッコいいですね。雪山に行く際は必須になりそうですね。
2つの商品を買ってみて
カメラストラップのスライドSL-2も合わせればpeak designの製品は3個目となりますが、どの商品も機能もデザインも最高です!!peak design最高です!!
カメラストラップが邪魔だと感じる事が多い方にはこの組み合わせがおすすめです。
購入前から便利そうなのは分かっていましたが、実際に体験すると、カメラストラップが無く、カメラバッグに出し入れする動作が無いというだけで、こんなに便利になるとは思っていませんでした。本当に早く買っておけば良かった!!と思える商品です。おすすめです!!