会期末を迎えた国会。
重要法案はすべて成立させたい。
カジノ、賭博解禁、廃案への道筋をつけていきたい。
今も与野党の攻防が続いています。
海岸に散らばるアメリカ軍の輸送機オスプレイの残骸。
本当に落ちるとは。
恐れていたことがついに起きてしまったな。
衝撃が広がっています。
こんばんは、ニュース7です。
冬の荒れた日本海でけさ、ズワイガニ漁の漁船が転覆し、乗組員9人の行方が分からなくなりました。
漁船はエンジントラブルのため、別の船にえい航されているところでした。
現場付近でこれまでに、1人が救助されましたが、死亡しました。
海上保安本部は、今も行方が分からない8人の捜索を続けています。
漁船が転覆した現場の海域です。
海上保安庁の船が隠れるほど大きな波になっています。
乗組員の捜索は、海がしける中、行われています。
けさ早く、松江市の沖合およそ2キロの日本海で、鳥取県岩美町の田後漁協に所属する大福丸が転覆。
乗組員9人の行方が分からなくなりました。
その後、現場付近の海で、乗組員の坂本孝裕さんが救助されましたが、死亡が確認されました。
鳥取県は境港市に対策本部を設置。
平井知事が乗組員の家族などに会い、捜索に全力を挙げる方針を伝えました。
この時期、日本海では、ズワイガニ漁が最盛期を迎えています。
転覆した大福丸は、漁を行い、きょう、港に戻る途中でした。
海上保安本部によりますと、異変があったのはきょう午前3時から4時ごろ。
無線で、同じ漁協に所属する漁船に、エンジンが止まって船体も傾いている。
えい航をお願いすると、連絡がありました。
えい航していた船の船長が、当時の様子を証言しました。
そして。
その後、連絡が途絶え、確認したところ、大福丸は、船底を上にして、転覆していたということです。
当時、現場付近では17メートルの強い風が吹き、波の高さは4メートルほどありました。
海上保安本部が捜索を続けていますが、残る8人の乗組員は、今も行方が分かっていません。
鳥取県岩美町の田後港です。
この場所は転覆現場からは100キロ余り離れているんですけれども、この場所でも、時折、強い風が吹きつけます。
私の後ろに見える建物、あちらが田後漁協です。
まだこの時間も明かりがついています。
早朝に大福丸が転覆したという情報が入ってから、あの明かりのついた場所、あの場所で情報収集や家族からの電話の対応に追われました。
乗組員1人の死亡が伝えられると、漁協の幹部は大きく肩を落とし、ショックを隠しきれない様子でした。
また、午後3時半には、国の運輸安全委員会の調査官3人が訪れ、漁協の幹部から聞き取り調査を行いました。
海上保安本部は引き続き巡視船を出して、今も行方が分からない8人の捜索を夜を徹して続けるということです。
鳥取県岩美町田後漁港からお伝えしました。
次です。
国会はきょうが会期末。
焦点となっていたのはこちらの2つの法案です。
このうち、年金支給額の新たな改定ルールを盛り込んだ、年金制度改革関連法は、参議院本会議で可決・成立しました。
また、カジノを含む、IR・統合型リゾート施設の整備を推進する法案の採決が行われ、自民党と日本維新の会などの賛成多数で可決され、衆議院に送り返されました。
では最終盤の与野党の攻防が続く国会から中継です。
参議院本会議は、午後6時過ぎに再開され、カジノを含むIR・統合型リゾート施設の整備を推進する法案の採決が行われました。
これに先立って、討論が行われました。
結果、法案は自民党と日本維新の会などの賛成多数で可決されました。
一方、自主投票を決めて、採決に臨んだ公明党は、賛否が分かれ、山口代表らは反対しました。
法案は、参議院でギャンブル依存症の対策を明示することなどを盛り込む修正が行われたことから、衆議院に送り返されました。
これを受けて自民党は、国会の会期を再び延長したうえで、今夜、衆議院本会議を開いて、法案を採決し、成立させる方針です。
これに対し、民進党など野党4党は、法案の成立を阻止するため、安倍内閣に対する不信任決議案などを提出する方針を示していて、最終盤の与野党の攻防が続いています。
一方、年金制度改革関連法は、参議院本会議で、自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決・成立しました。
この法律の柱は、年金支給額の新たな改定ルールの導入です。
これまでは、物価の上昇時に賃金が下がっても、年金支給額は据え置かれていました。
それが、新たなルールでは、平成33年度から、賃金が下がった場合、これに合わせて、年金支給額も引き下げるとしているんです。
スタジオには政治部の瀬上記者です。
瀬上さん、この法律を政府・与党が成立させた背景には、年金を巡ってどんな状況があるんでしょうか?
背景には、世代間の格差があります。
こちらは厚生労働省がおととし公表した、公的年金の財政状況の見通しをもとに、世代ごとの年金の負担と給付の試算をまとめたものです。
年齢は去年の時点の数字です。
それによりますと、厚生年金に加入するサラリーマンの夫と専業主婦の場合、去年70歳になった世代は、負担した保険料の5.2倍の年金を受け取り、その後の世代は、ご覧のようになっていて、30歳になった世代以降では、2.3倍と、世代が若くなるごとに減っていく見通しです。
また国民年金の加入者の場合も、70歳になった人は、負担した保険料の3.8倍の年金を受け取るのに対し、40歳になった人以降は、1.5倍としています。
このように、すでに今ある世代間格差に加えて、この先、賃金が下がった場合に、年金の支給額を抑制しなければ、将来世代の年金水準を確保できなくなり、世代間の公平を、一層損なうことになりかねないという判断が政府・与党にはあります。
一方で、民進党などは、賃金の下落に合わせて、年金支給額を抑制すると、生活の最低保障機能を果たせなくなると主張していますね。
これはどういうことなんでしょうか?
年金だけでは暮らせない高齢者が増えるということです。
1人暮らしの高齢者世帯が、1か月で食品や家賃などの基礎的な消費に充てる支出は、7万2109円です。
一方、国民年金の支給額は満額で月額6万5008円。
厚生年金は、夫婦2人の標準的な世帯で、月額で22万1504円となります。
こうした状況を踏まえ、民進党などは、賃金の下落に合わせて、支給額が抑制された場合、年金だけでは暮らせない高齢者が増え、現在、年間4兆円近くの生活保護費が膨張しかねないと指摘しているわけです。
そうした指摘に対して、政府はどう応えるんでしょうか?
政府は、低年金の高齢者などへの対策として、高齢者の就労機会の確保や、厚生年金のさらなる適用拡大、それに個人型確定拠出年金への加入促進などに取り組み、できるだけ高齢者が生活保護を受給せずに生活できるよう、支援していく方針です。
高齢者でも働ける人は働き続けてもらう機会を増やすことなどによって、年金の生活に対する最低保障機能を維持しようというわけです。
ただ、有識者の中には、こうした対策でも、最低保障機能の維持には不十分であり、制度に対する国民の不信を呼んで、年金制度の根本が揺らぎかねないという指摘もあります。
低年金などの問題を解決するためには、年金制度の枠内にとどまらない幅広い対応が求められていると言えそうです。
瀬上記者に聞きました。
そして再び、会期末の国会の攻防です。
参議院本会議で、カジノを含むIR・統合型リゾート施設の整備を推進する法案の採決が行われ、自民党と日本維新の会などの賛成多数で可決され、衆議院に送り返されました。
自民党は国会の会期を再び延長したうえで、衆議院本会議でも法案を採決し、成立させる方針なのに対し、民進党など、野党4党は、法案の成立を阻止するため、安倍内閣に対する不信任決議案などを提出する方針を示していて、最終盤の与野党の攻防が続いています。
次のニュースです。
国内では初めての大きな事故です。
昨夜、沖縄で空中給油の訓練をしていたアメリカ軍の輸送機オスプレイが、海に不時着して大破しました。
安全性への懸念の声もある中、各地で配備や訓練が進められるオスプレイ。
アメリカ軍は、事故原因が機体にある可能性は極めて低いと見ていると説明していますが、地元などでは不安や怒りが広がっています。
主翼や胴体などがばらばらになったオスプレイが、波に揺られていました。
昨夜9時半ごろ、沖縄県名護市の東およそ1キロの海上で、オスプレイ1機が不時着しました。
アメリカ兵5人が全員救助、2人がけがをしました。
近くの集落は、現場から数百メートルの距離でした。
事故を起こした機体が、3年前に撮影されていました。
オスプレイは、離着陸のときはプロペラを上に向けて、ヘリコプターのように飛び、上空では飛行機のようにプロペラを前に向けて飛行します。
去年、ハワイで着陸に失敗して、海兵隊員2人が死亡するなど、海外では事故が繰り返し起きています。
4年前に普天間基地に配備され、現在24機が運用されているオスプレイ。
機体が損傷する事故は、国内では今回が初めてです。
沖縄の人たちは。
沖縄県では平成16年、普天間基地を飛び立ったヘリコプターが、隣接する大学の構内に墜落し、炎上する事故が起きました。
普天間基地の危険性除去のためとして進められている、基地の名護市辺野古沖への移設。
今回の事故は、その近くで起きました。
沖縄県の翁長知事は、夕方、記者会見しました。
翁長知事は今夜上京し、あす、菅官房長官や稲田防衛大臣らと会談したいとしています。
また、沖縄県の安慶田副知事が午後、沖縄のアメリカ軍のトップ、ニコルソン四軍調整官を訪ね、オスプレイの飛行中止と、配備の撤回を要請しました。
安慶田副知事によりますと、その際に、ニコルソン四軍調整官は、テーブルをたたくなどして反発したといいます。
一方、ニコルソン四軍調整官は、会見で次のように述べました。
事故の直前に行われていたのは、オスプレイが上空で、別の航空機から燃料の提供を受ける、空中給油の訓練でした。
訓練が行われていたのは、沖縄本島の東およそ30キロ。
飛行が不安定になった機体は、普天間基地に戻ろうとしましたが、周辺に住宅地があるため、目的地を名護市のキャンプ・シュワブに変更しました。
ニコルソン四軍調整官は、オスプレイの機械的な問題ではないとしました。
元空将の永岩俊道さんはこう指摘します。
普天間基地に配備されているオスプレイ。
沖縄だけでなく、本州や九州など、全国各地に飛行し、訓練などを行っています。
またアメリカ軍は、本州と四国、それに九州の各地に、オスプレイの訓練のための飛行ルートを設定しています。
オスプレイについては、アメリカ空軍も、東京の横田基地に、来年から2021年までに合わせて10機配備する予定です。
横田基地のある福生市の市長は。
オスプレイを巡っては、昨夜、別の機体もトラブルを起こしていたことが分かりました。
アメリカ軍によりますと、飛行中に機械的なトラブルを起こし、所属する普天間基地に戻ったということです。
今回の不時着事故とこのトラブルに、関連はないとしています。
不時着事故を受けて、オスプレイの飛行を、一時的に停止するとしているアメリカ軍。
稲田防衛大臣は。
天皇陛下の退位などを検討する政府の有識者会議は、論点整理に向けた議論を行い、退位を容認する意見が大勢となったほか、法整備の在り方については、特別法の制定が望ましいという認識で、おおむね一致しました。
メンバーからは、天皇の退位について、明治時代に皇室典範を制定する時に否定したが、未来永ごう否定するという趣旨ではなく、当面の判断として、当時の政治や社会情勢に鑑みて、望ましいという判断だったのではないかなどと、退位を容認する意見が相次ぎました。
また退位後の天皇の地位について、院政期に権力を振るった上皇は、権力を持つために退位して上皇になったのであり、これを、現行憲法下の象徴天皇と結び付けるのは、歴史解釈の飛躍だなどという指摘も出されました。
さらに退位を認める場合の、法整備の在り方について、時代時代で国民の意識や社会情勢なども変わりうるので、将来にわたって退位の要件を定めることは、無理があるという指摘や、将来にわたる制度化をした場合、恣意的な退位や、強制的な退位が可能となり、象徴天皇と政治の在り方を、動揺させることもありうるという意見が出されました。
そして会議では、天皇の退位を容認する意見が大勢となったほか、法整備の在り方についても、皇室典範の改正によって、恒久的な制度を設けるのは困難だとして、政府内で有力視されている、特別法の制定が望ましいという認識で、おおむね一致しました。
会合のあとの会見で、座長代理の御厨貴東京大学名誉教授は、天皇が退位する際の要件を事前に定めることや、退位を制度化することは、難しいという認識を示しました。
有識者会議は、引き続き議論を行い、来月末の論点整理のとりまとめを目指すことにしています。
さてこちらの映像、山口県長門市の現在の様子です。
画面の奥に見える建物で、あす、安倍総理大臣と、ロシアのプーチン大統領の日ロ首脳会談が行われます。
会談をあすに控え、日ロ両政府は、北方四島での共同経済活動や、自由な人の往来の実現に向けて、大詰めの調整を続けています。
あす会談が行われる長門市です。
会場周辺では、警察官が24時間態勢で周辺をパトロールして、不審なものがないか、確認したり、付近の道路で検問を行ったりしていました。
山口宇部空港では。
日ロ首脳会談をあすに控え、警察がエプロン上に車両を出して、訓練を行っています。
プーチン大統領の警護に当たる警察官が、駐機場で車列の確認などを行っていました。
あさって首脳会談が行われる東京都内でも、ロシア大使館などの重要施設の周辺で警戒が強化されています。
あすからの会談で警察は、最大で1万1000人を超える態勢で、会場やその周辺などの警備に当たることにしています。
注目の首脳会談。
あすは北方領土問題を含む、平和条約交渉の前進を目指し、北方四島での共同経済活動や、自由な人の往来の実現に向けて、意見が交わされる見通しです。
元島民は期待感を示しています。
一方で、ロシア側は強硬な姿勢を崩していません。
プーチン大統領は、北方領土問題を含む平和条約交渉について、日本側が、第2次世界大戦の結果、北方領土がロシア領になったと認めることが前提になるという考えを示しています。
今回の会談でプーチン大統領は、まずは2国間の信頼関係を築いていくことが重要だとして、日本に対し、経済分野を中心に、幅広い協力を求めるものと見られます。
山口県長門市には、政治部の松本記者がいます。
松本さん、プーチン大統領の発言を見ましても、領土交渉の行方は予断を許さない状況と言えそうですけれども、日本は会談に、どう臨むんでしょうか。
日本側も交渉は厳しいものとなっているとしています。
外務省幹部は今回の首脳会談に、筋書きは全くない、首脳どうしの真剣勝負だと述べ、最終的には安倍総理大臣と、プーチン大統領の政治決断に委ねられるとしています。
今回の会談で、領土交渉が一気に前進することはない見通しですが、安倍総理大臣としては、戦後70年余り動かなかった領土問題を前に進めるスタートラインと位置づけ、解決への道筋を切り開きたい考えだと見られます。
そのためにも、北方四島の帰属の問題をいったん脇に置いて、まずは、四島での共同経済活動や、人の自由な往来を実現させ、新しいアプローチに沿って、領土交渉を着実に進めていく方針を、プーチン大統領と確認したいところだと思います。
ここまでお伝えしてきたニュース、こちらです。
続いては、政府は来年度・平成29年度の経済成長率の見通しを、ことし7月時点の見通しより実質で0.3ポイント高い、プラス1.5%程度とする方向で最終調整に入りました。
政府の経済見通しの原案によりますと、来年度の日本経済は、今年度の経済対策が今後景気を押し上げ、円安が進んでいることで、輸出企業の業績が持ち直すとしています。
こうしたことから政府は、来年度の経済成長率について、物価の変動を除いた実質は1.5%程度、名目は2.5%程度とする方向で最終調整に入りました。
気象情報は福岡さんです。
こんばんは。
あすにかけて、西日本でも雪が降る寒さが続きそうです。
きょうは西日本、山沿いで雪が降りました。
鳥取県大山では、19センチの雪が積もったんですね。
このあとも西日本の山沿いでは、雪の積もる所が出てきそうです。
一方で、低気圧が通過する東北は、雪が強まるおそれがあります。
あす朝にかけて、風も強まるため、暴風雪に警戒が必要となりそうです。
そしてあすは西日本、平地でも、山陰から近畿にかけては、雪の積もる所が出てくるかもしれません。
西日本でも雪ということですので、全国的にやっぱり、寒くなりますか?
そうなんです。
あす朝にかけて上空には、平地でも雪が降るような真冬のような寒気が、西日本まで流れ込む予想となっています。
予想最高気温を見ていきましょう。
各地で、10度以下ですね。
全国的にきょうよりも気温が下がるんですが、各地で平年を2度ぐらい下回る予想で、真冬のような寒さとなりそうです。
では、あすの各地の天気です。
「ガッテン!」から今年最後の…2016/12/14(水) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▼オスプレイ事故で波紋▼あすプーチン大統領が来日 首脳会談の行方は
詳細情報
番組内容
夜7時、これさえ見れば1日が分かる。今日の日本・世界の今を、あなたのもとへ 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】福岡良子
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】福岡良子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:8667(0x21DB)