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コハクチョウ、優雅に 越前市に飛来

水田のあぜで羽を休めるコハクチョウの群れ=越前市上真柄町で

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 越前市上真柄町の水田にコハクチョウの群れが飛来し、優雅に餌をついばんだり、羽を休めたりする姿が住民らの目を楽しませている。

 群れがいるのは武生東高校東側の水田。西樫尾町の農業、辻市治郎さん(74)が六日ごろ、コハクチョウの群れを少なくとも二十六羽確認した。それ以降も群れは姿を見せ、十五日昼ごろも田んぼのあぜの上に一列になって仲良く羽を休めていた。辻さんは「この一帯で四十年ほど農業をしているが、コハクチョウが来たのは初めて」と驚いている。

 群れは、減農薬減化学肥料に取り組み、この時期に水を張っている一帯の水田約三千平方メートルに居続けている。自身もこの取り組みをしている辻さんは「環境に配慮した農業に取り組んできた成果。孫にもコハクチョウを見せて、環境の良い地域ということを誇りにしてもらいたい」と話した。

 (山内道朗)

 

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