勃起不全(ED)の対策方法

更新日:2016/12/09

勃起不全の治療方法

勃起不全を予防するには、毎日の生活習慣や食生活を見直していくことが大切です。ドクター監修のもと、勃起不全予防のために日々の生活のなかで気をつけていきたいことについて解説します。

食事

生活習慣を見直そう

勃起は、性的な刺激による興奮が脳から神経を介してペニスに伝わり、ペニスに流入した動脈が、陰茎海綿体の静脈洞に流れ込み血液が溜まることによって起こります。このため、脳や神経、血管、海綿体(ペニス)が正常に機能するように、毎日の生活習慣や食生活を見直していくことが大切です。それでは、日々の生活のなかでどのようなことに気をつければいいのかを1つずつ見ていきましょう。

ED予防のための生活習慣

食生活

肥満や生活習慣病は血管障害を招くため、勃起不全の原因になります。「食べ過ぎない」「塩分・脂肪分を控えめにする」「野菜をたくさんとる」など、バランスの良い食生活を心がけましょう。

タバコ

タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させたり血小板の粘着性を高める作用があるため、血流を悪くします。勃起不全を防ぐためには、禁煙することをオススメします。

お酒

適度なお酒はリラックス効果をもたらすため勃起不全の予防につながりますが、飲み過ぎは要注意です。大量のアルコールは脳の中枢神経の働きを弱めるので、勃起の発端になる脳から信号を送る機能を妨げ、一時的な勃起不全を招く恐れがあるためです。

運動

運動をすると血液の循環が良くなるため、血管の柔軟性を維持できます。また、肥満の予防やストレス解消、男性ホルモンの増加などにも役立ちます。ウォーキングやジョギングなどの軽いものでもいいので、できるだけ運動をする習慣を取り入れましょう。

ただし、長時間のサイクリングは、勃起に必要な血管や神経をサドルで圧迫してペニス付近の血行を悪くするため、勃起不全の原因になると言われています。自転車に乗るのは1日1時間程度に抑えましょう。また、硬くて幅の狭いサドルも避けるようにしてください。

ストレス

ストレスで男性機能がうまく働かなくなることは、よくあります。自分なりのストレス解消法を持ったり、ストレスを受け流せたりするように意識しましょう。また、ストレスで疲れきった脳や身体を休ませるには、睡眠を取ることも重要です。

パートナーとの関係を良好に

パートナーとは、日頃から悩みや不安を打ち明けられるような良好な関係を築いておきましょう。信頼関係を保っていれば、たとえ性行為で失敗しても必要以上に傷つくことはないでしょう。