この前、ボケ発言をしていた予備校英語講師が居ました。
講師控え室で質問に答えていた生徒に発言していたのを聞いたのです。
「前置詞withの後ろにはingの形は絶対来ないよ!」
オレはその言葉を聞いて
「ん!? なアホなことあるかい」
と思ったわけです。まあ講師の面子もあるのでその場では
「お前、何言ってんの?」
とは言いませんでしたが、生徒が退室してから
チクリと言ってやりました。
前置詞withの後ろにはingの形は当然来ます。
イチロー君とゴキロー君のやり取りの例文を挙げるとこういう使い方です。
イチロー君:
Looks like we finally will be blessed with good weather for the school picnic, doesn't it?
(遠足は最終的に好天候に恵まれそうだよね?)
ゴキロー君:
I sure hope so. For the last three years it has rained on picnic day, hasn't it?
(だといいね。過去3年は遠足の日は雨が降ったもんね)
イチロー君:
Yes. And I deem everyone is fed up with having to eat lunch in the gymnasium.
(うん。それと皆体育館で弁当を食べるのなんてうんざりしてると思うし)
こういう使い方です。
口語表現がところどころありますが
そこはご愛嬌で。
最後のイチロー君の発言の
be fed up withは熟語表現で「・・・にうんざりする」というものです。
その後ろに動詞のing形を付属させることで
「・・・すること」
の意味を持たせます。
上の英語の直訳をすると
「体育館で弁当を食べなければならない『こと』にうんざりする」
という意味になります。
have to・・・は、「しなければならない」の意味ですから。
これは中学校のときに習った動名詞の用法です。
そうそう。今思い出したが・・・
オレが高校時代の担当だった英語の教師も
「withの後ろには動詞のingの形は来ない」
と言っていたな。
どこでそういう嘘情報がまかり通ったのか。
まあ、言語と言うのは
アレはダメ、コレはダメ という細かなことは放っておいて
思い思いに文を作って楽しむことが一番です。
ま 本当はそれでは点は取れないのですが。
本当の言語は文法は気にせず楽しむモンでしょう。
ネイティブの文法なんて、かなり雑ですし。