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記録だけでなくリアルタイム共有も可能、自転車向けセンサーデバイス「RIDE-1」

 Cerevoは、ロードバイクなどの自転車向けに、スマートフォンと連携しデータのリアルタイム共有も可能な走行データ計測デバイス「RIDE-1」を発売した。出荷は12月19日から。同社直販サイトでの価格は2万4800円(税抜)。

「RIDE-1」
「RIDE-1」ダウンチューブへの装着イメージ
2016年10月のCEATECで展示されていた「RIDE-1」の試作品

 「RIDE-1」(ライド・ワン)は、ロードバイクなどの自転車に取り付け、スマートフォンと連携し各種の走行データの取得やリアルタイムの共有が可能なデバイス。同社のスポーツ用品ブランド「XON」(エックスオン)の製品として展開される。

 GPSと9軸センサー(加速度、角速度、地磁気)、温度、気圧、照度の各センサーを搭載する。通信機能としてANT+、Bluetooth、Wi-Fiがサポートされており、スマートフォンとの連携のほか、ANT+対応機器とも連携できる。

 スマートフォンとBluetoothで接続することにより、各センサーからの情報や、走行中のルート、走行速度、自転車の傾き、斜度などの走行データをスマートフォンにリアルタイムに表示でき、スマートフォンをサイクルコンピューターとして利用できる。

 ANT+対応機器との連携では、他社製センサーの情報を「RIDE-1」経由でクラウドに取り込む機能や、「RIDE-1」側からANT+対応機器をコントロールするといった連携が可能。発売後の当初はスピード、心拍、ケイデンスの各センサーがサポートされており、パワーメーターは後日対応する。

 「RIDE-1」をWi-Fiでインターネットに接続すれば、保存されているデータをCerevoが提供するサービスにアップロードできる。

 連携したスマートフォンの3GやLTE回線を経由して、走行データをクラウド経由でリアルタイムに共有することもできる。走行中の位置を知らせたり、レースなどでは選手の状態を離れた場所で確認したりできるようになる。

 複数の「RIDE-1」を用いてあらかじめグループ登録を行えば、複数の走行者の状態を一度に確認できる。また、特定の場所に集合するまでの位置をお互いが確認できるといった使い方も可能になっている。

「RIDE-1」アプリ
Webサービスでのデータ

 外観を含めたいくつかのリソースはオープンソースライセンスで提供される予定。Webサイト上のデータを参照できるAPIも提供される予定になっている。

 「RIDE-1」は内蔵バッテリーで約15時間の駆動が可能。充電時間は約3時間。充電端子はmicroUSB。IPX5の防水性能を備える。アプリの対応OSはiOSで、Android向けも予定されている。

 大きさは約145×32×23mmで、重さは約75g。