1/6この夏、多くの人がリオデジャネイロを見つめていた。そう、2016年のオリンピックがブラジルで開催されたからである。彼らは公共空間のデザインに関して先見的なアイデアをもった20世紀のデザイナー、ロバート・ブール・マルクスが手がけた多くの作品を目撃しただろう。これはサンパウロで見られるものだ。1983年にブール・マルクスはBanco Safra本部の砂付きアスファルトでできた庭園をデザインしている。 PHOTOGRAPH BY LEONARDO FINOTTI
2/61980年代に家のロッジアでテーブルクロスを描く、ロバート・ブール・マルクスの姿。壁を覆うアズレージョタイルと金属の枠に花と果物が配されたシャンデリアは、彼自身の作品だ。 PHOTOGRAPH BY CLAUS MEYER/TYBA
3/6マルクスの展覧会では、絵画や彫刻、テキスタイル、宝石、陶器、ステンドグラスの作品も特集されている。展覧会のキュレーターであるクラウディア・ナアサンはこう語る。ブール・マルクスは1994年に死んでしまったが本当に博識だった。そして、この25年で初となる、彼の仕事を包括的にまとめた展示は長年の懸案だったのだ、と。 PHOTOGRAPH COURTESY OF THE JEWISH MUSEUM
4/6ブール・マルクスは在来種の花を使うというアイデアをもっていたが早すぎた。20世紀後半のブラジルでは貴族の庭がヨーロッパ風庭園を真似ていた。しかし、ブール・マルクスはブラジルの花がもっと評価されるべきだと考え、在来種の植物を自身のデザインに組み込み普及させようとした。今日のロサンゼルスのような都市ではこうしたことを進めようとしている。 PHOTOGRAPH BY CESAR BARRETO
5/6ブール・マルクスはエコロジストの先駆けでもあった。熱帯雨林の保護を唱え、生涯を通じていくつかの種類の植物を発見した。 PHOTOGRAPH COURTESY OF THE JEWISH MUSEUM
6/6これはリオデジャネイロの文部省のためのデザインした庭園のプランである。 PHOTOGRAPH COURTESY OF CASA DE LÚCIO COSTA/THE MUSEUM OF MODERN ART
マルクスの展覧会では、絵画や彫刻、テキスタイル、宝石、陶器、ステンドグラスの作品も特集されている。展覧会のキュレーターであるクラウディア・ナアサンはこう語る。ブール・マルクスは1994年に死んでしまったが本当に博識だった。そして、この25年で初となる、彼の仕事を包括的にまとめた展示は長年の懸案だったのだ、と。 PHOTOGRAPH COURTESY OF THE JEWISH MUSEUM
ブール・マルクスは在来種の花を使うというアイデアをもっていたが早すぎた。20世紀後半のブラジルでは貴族の庭がヨーロッパ風庭園を真似ていた。しかし、ブール・マルクスはブラジルの花がもっと評価されるべきだと考え、在来種の植物を自身のデザインに組み込み普及させようとした。今日のロサンゼルスのような都市ではこうしたことを進めようとしている。 PHOTOGRAPH BY CESAR BARRETO
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