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 日本では全国各地でゆるいテイストの着ぐるみが人気となっているが、世界は広い。そして歴史は深い。郷土に根付いたご当地着ぐるみというものは、ものすごいパワーがある。

 日本のお祭りに登場する妖怪などの写真集を作ったフランスの写真家、シャルル・フレジェ(関連記事)のことは以前もお伝えしたが、彼は日本だけでなく、ヨーロッパの部族の伝統行事に現れる動物に扮した人々の姿も記録している。
 
 各地で語り継がれる民間伝承にすっかり魅せられているフレジェは、冬の到来や季節を祝う儀式の衣装に身を包んだ人々をカメラにおさめるため、これまでに21カ国を訪問したという。
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1. ルシファーと小さなデビルたち オーストリア、タウプリッツ
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image credit:Charles Freger

 フレジェによると、チェコ共和国には冬の到来を祝う行事が多数あり、イタリアの衣装と材料がとても似通っているという。

 こうした衣装に使われるのは動物の皮や角、木の枝、鈴などだ。だが、同じような衣装であっても、現在残っている民間伝承の背後にある物語はその国や地方ごとに変化を遂げている。

2. イタリア
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image credit:Charles Freger

3. スロベニア
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image credit:Charles Freger

4. ポルトガル
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image credit:Charles Freger

5. スイス
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image credit:Charles Freger

6. クロアチア
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image credit:Charles Freger

7. フィンランド
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image credit:Charles Freger

8. スロベニア
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image credit:Charles Freger

9. ピレネーの熊の着ぐるみ
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image credit:Charles Freger

10. 熊たちの祭り フランス
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image credit:Charles Freger

 また彼は、こうした伝統行事で頻繁にみられる動物の仮装は邪悪なものではないと話した。

 動物に化けることは魂に憑かれるのではなく、動物の皮の中に自ら飛び込むことだ。化けるのを決めるのは当人で、動物になるのは悪魔に憑依されるよりもずっとワクワクすることなのだ、と語っている。

11. スイス
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image credit:Charles Freger

12. 北アイルランド
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image credit:Charles Freger

13. オーストリアのクランプス
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image credit:Charles Freger

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image credit:Charles Freger

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image credit:Charles Freger

16. 16_e
image credit:Charles Freger

17. 日本
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image credit:Charles Freger

18. 日本
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image credit:Charles Freger

19. ドイツ
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image credit:Charles Freger

 フレジェが撮った民間伝承にまつわる鬼や怪物の姿は写真集にもなっており、以前お伝えした「Yokainoshima(ヨウカイノシマ)」のほか、ヨーロッパを中心にした「Wilder Mann (ワイルドマン)」も日本で販売中だ。

 その他の情報はシャルル・フレジェ公式サイトをチェックだ

via:dangerousminds・translated D/ edited by parumo

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日本には妖怪たちが住んでいる。フランス人写真家が日本の祭りの様子を撮影した写真集「妖怪の島」


羊の皮を身にまとい奇妙なコスチュームで町を練り歩く。スロベニアの冬を追い払う儀式「クレントヴァニエ」


本当に怖い、暗黒のサンタクロース、「クランプス」が描かれたクリスマスカード


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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 22:38
  • ID:kVRodHji0 #

3番がユルすぎる、これはムーミンだな

2

2. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 22:46
  • ID:QJs2DWf.0 #

WHY ?
FOR THE GLORY OF SATAN OF COURSE.

クマもんもそういう目で見られてるってことさ

3

3. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 22:49
  • ID:zXwv30.c0 #

スタローンやん。

4

4. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 22:55
  • ID:fsQWOohx0 #

みなどこか似た雰囲気になるのは不思議だな。

5

5. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:04
  • ID:ZyWtkeK90 #

1番見てゴン太くん思い出した俺おっさん

6

6. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:16
  • ID:2Oytmg.u0 #

北アイルランドとドイツのってどう見てもウィッカーマンだよね?
生贄を藁で包んで燃やすドルイドのやつだよね?
これもう祭りっていうかなんか呪術的で儀式的なやばいやつなんじゃね?

7

7. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:17
  • ID:BbuBFMXh0 #

文化として興味深いなあと見てたら最後のドイツので笑ってしまった
画像で見る分には楽しいのだけど実際目の前で見て踊られたりしたら怖くて泣くかもw

8

8. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:19
  • ID:RNwiE.qB0 #

娯楽が少なかった昔を考えれば、これも娯楽

9

9. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:20
  • ID:b4u4Up810 #

10. と扉のフランスの熊たちの祭り の着ぐるみは
銀魂の将軍を思い出したわ。あのクマ好きだった。
リアルで実在するものだとは思わなかった・・・。
16. オーストリアのクランプスはダンジョン飯のドワーフのセンシ思い出したわ。
モジャモジャのヒゲ・・・リアルドワーフだ。

10

10. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:28
  • ID:JOLv9BcD0 #

何回見ても16あたりで耐えられなくなる。

11

11. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:33
  • ID:Z9xbXQsl0 #

これはもう世界の👹なまはげ祭りですわ

12

12. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:48
  • ID:k3WCsuWJ0 #

ナマハゲ的な物は世界中にあるんだなぁと思った
土着の風習としては定番なんだろうか

13

13. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:49
  • ID:z.sQu3rj0 #

19番はあれだ
納豆が入ってるやつだ

14

14. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:51
  • ID:r3A7sWEx0 #

海外にも結構ナマハゲっぽいのが沢山あるみたいで驚いたわ

15

15. 匿名処理班

  • 2016年12月15日 23:57
  • ID:reB1.PLZ0 #

使途だな

16

16.

  • 2016年12月16日 00:13
  • ID:HTZ23XHA0 #
17

17.

  • 2016年12月16日 00:26
  • ID:qEq8di6T0 #
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