「よしっ!やってやるぞ!」そう呟いてPCの前に座った。
かの有名なイケダハヤトさんはひと記事を15分で書いているという。そうか、それならば私も15分でひと記事を書くことに挑戦してみたいと思う。
なぜなら15分で記事が書けるなら1日に30記事ほどアップすることも可能であり、年商2000万も夢ではなくなってくるからだ。
尚これを書いている間にも15分にセットしたタイマーは刻刻と時間を減らしており、とにかく先を急がなくてはいけない。そして15分のアラームが鳴ったら途中でもスパッと切り上げるつもりである。
最初は15分でひと記事なんて無理だと思っていた。なんせ日頃私が書いている記事はだいたい3~5時間かかっている。と思う。
「と思う」とするのは、時間なんて考えながら書いたことがないから実は自分がだいたい何時間かかっているかよくわかっていない。
読者にはこのブログの記事が何時間かかってようがまったく関係なく、とにかく人の役に立つ記事を書けよと、有名なブロガーまなしばさんが言っていたからそれを律儀に守ってブログを書いてきた。
しかし、年商が高いのはきっとイケハヤさんであり、学ぶべき道はイケハヤ流、ひと記事15分であると思った。だから今日からまなしばさんよりイケハヤさん。うむ先を急ごう。
それはそうと、こんな拙い文章しか書けない私であるが、昔は作文コンクールの大賞を総なめしていたほどの実力があった。
担任の先生に「先週もろっささんの作文を送ったのに、今週も送ることになりそうだわ」と言われたことがある。小学一年生にしてこれだ。
実力があったと言ったが、当時のわたしは完全に入賞のコツ、選ばれやすい作品のコツを掴んでいた。それは『鍵カッコから始める』ということである。
例えば音楽コンクールに出場した時の心情を書く作文なら『「ドキドキドキドキ」心臓の音が聞こえる』と始める。
それが例えば縄跳びという題名だったら『「あなただったら飛べるわよ」とお母さんが言った』と始める。
鍵カッコから始めると序盤から皆のハートを鷲掴みできると知ったわたしは、すべての作文を鍵カッコから書いた。そして作文コンクールの賞を総なめにしていった。ズル賢いといえばズル賢い。そんな小学一年生だった。
お気づきになっただろうか。実はこの記事も鍵カッコからはじめている。今頃ハートを鷲掴みにされて目が離せなくなっているのではないか。うっしっし。うむ先を急ぐ。
そして当時、同級生達は皆私のことを「作文の女王のりこちゃん」こう呼んだ。
小学一年生にして女王の座をいただいたのだ。先が思いやられた。
しかしあだ名というものはとても残酷である。いつしか「作文の女王のりこちゃん」は、次々と名前を変え、最終的に高校生の時点でこう呼ばれるようになっていた「うんk