無効な VPC ピア接続設定
このセクションでは、無効な VPC ピア接続設定について説明します。
VPC ピア機能の制限事項の詳細については、「VPC ピア機能の制限事項」を参照してください。
重複する CIDR ブロック
CIDR ブロックが一致または重複する VPC 間で VPC ピア接続を作成することはできません。
推移的なピア接続
VPC A と VPC B の間 (pcx-aaaabbbb)、および、VPC A と VPC C の間 (pcx-aaaacccc) に VPC ピア接続が設定されています。VPC B と VPC C の間には VPC ピア接続がありません。VPC A を経由して VPC B から VPC C にパケットを直接ルーティングすることはできません。
VPC B と VPC C の間でパケットを直接ルーティングするために、両者の間に別の VPC ピア接続を作成することができます (CIDR ブロックが重複していない場合)。詳細については、「3 つの VPC が相互にピア接続」を参照してください。
ゲートウェイまたはプライベート接続経由のエッジツーエッジルーティング
ピア接続の VPC に次のいずれかの関係がある場合、その接続にピア関係を拡張することはできません。
社内ネットワークに対する VPN 接続または AWS Direct Connect 接続
インターネットゲートウェイ経由のインターネット接続
NAT デバイス経由のプライベートサブネットのインターネット接続
AWS サービスへの VPC エンドポイント (たとえば、Amazon S3 へのエンドポイント)
たとえば、VPC A と VPC B がピア接続され、VPC A にこれらのいずれかの接続がある場合、VPC B のインスタンスはこの接続を使用して、接続の他方の側にあるリソースにアクセスすることはできません。同様に、接続の他方の側にあるリソースは、この接続を使用して VPC B にアクセスすることはできません。
例: VPN 接続または AWS Direct Connect 接続経由のエッジツーエッジルーティング
VPC A と VPC B の間に VPC ピア接続が設定されています (pcx-aaaabbbb)。VPC A には社内ネットワークに対する VPN 接続または AWS Direct Connect 接続もあります。エッジツーエッジルーティングはサポートされていません。つまり、VPC A を利用して、VPC B と社内ネットワークの間にピア関係を拡張することはできません。たとえば、社内ネットワークからのトラフィックは、VPC A に対する VPN 接続または AWS Direct Connect 接続を使用して直接 VPC B にアクセスすることはできません。
例: インターネットゲートウェイ経由のエッジツーエッジルーティング
VPC A と VPC B の間に VPC ピア接続が設定されています (pcx-abababab)。VPC A にはインターネットゲートウェイがあり、VPC B にはありません。エッジツーエッジルーティングはサポートされていません。つまり、VPC A を利用して、VPC B とインターネットの間にピア関係を拡張することはできません。たとえば、インターネットからのトラフィックは、VPC A に対するインターネットゲートウェイ接続を使用して直接 VPC B にアクセスすることはできません。
同様に、VPC A にある NAT デバイスが VPC A のプライベートサブネットのインスタンスへのインターネットアクセスを提供している場合、VPC B のインスタンスはその NAT デバイスを使用してインターネットにアクセスすることはできません。