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【プロ野球】

ハムV旅行で栗山監督が大きな野望を披露 大谷に続く二刀流育成だ!!

2016年12月14日 紙面から

樹齢100年を超えるモンキーポッドの前で記念撮影をする栗山監督=ハワイ・オアフ島で(水足丈夫撮影)

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 【ホノルル(米ハワイ州)水足丈夫】4年ぶりのリーグV、10年ぶり日本一に輝いた日本ハムの選手ら総勢150人が12日(日本時間13日)、優勝旅行先のハワイに到着した。栗山英樹監督(55)は来季に向けて、大谷翔平投手(22)に続く二刀流選手の育成構想を披露。上原健太投手(22)、白村明弘投手(25)を候補に挙げた。

 常夏の島に到着するなり、栗山監督は連覇へ向けて大胆構想をぶち上げた。「翔平を通して学んでいることがあるんだ。二刀流を他の選手にやらせるのは、冗談じゃなく考えているよ」。大谷に続く二刀流育成。秘めていた思いを熱く語り出した。

 確信がある。「翔平も2つをやることで、投手がダメでも野手がある。野手がダメでも投手があるという思いになれる」。今季は右手まめの影響で登板を控えた7月下旬から9月上旬まで打者として活躍し、最終的に投手と指名打者の2部門でベストナインを受賞。一方の失敗を取り返そうとする姿勢が、相乗効果をもたらしていると分析した。

 指揮官が候補に挙げたのは、昨年のドラフト1位・上原、3年目の白村だ。特に上原は今季1試合の登板に終わったが、野球センスを高く評価。「ピッチャーとしてのいいものを形にさせたい。2つやることによって逆の気持ちが分かったりとか、打つことで投げることのヒントを得ることもあると思う」と力を込める。来春キャンプでの野手挑戦を視野に入れている。

 栗山監督は球界の将来像について「どのチームも二刀流選手が出てくる可能性がある。成功すればできやすくなるから」と言う。大胆な采配で、自身初の日本一を勝ち取った栗山監督。来季もあっと驚く用兵術で選手の底上げを図る。(水足丈夫)

 

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