蹴球探訪
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【ドラニュース】野村、収穫あり 台湾から3年目の飛躍へ2016年12月15日 紙面から
【台中(台湾)小西亮】中日・野村亮介投手(23)が14日、NPBウエスタン選抜として参加する冬季リーグ「アジアウインターベースボールリーグ」の台湾プロ選抜戦(台中インターコンチネンタル)に先発し、6イニングを3失点にまとめて勝利投手となった。プロ入り直前に21歳以下の日本代表として戦った台湾の地で、3年目の飛躍に向けた助走をつける。試合は7回に勝ち越したウエスタン選抜が11−6で台湾プロ選抜を破った。 風が冷気を含み、冬の気配を感じる台湾の夜。異国のマウンドで、野村がきっかけをつかもうと腕を振った。冬季リーグ4度目の登板で、最長6イニング。「変化球はだいたい思ったところに投げられた」と99球を振り返った。 立ち上がりのアクシデントにも動じなかった。1回に先頭の打球が右太ももを直撃したが、何事もなく投球を再開。2回1死一、三塁から二ゴロの間に失点したが、3回は三者凡退で軌道修正した。1死二、三塁を迎えた4回も、後続を空振り三振と一ゴロに仕留めて事なきを得た。 いただけなかったのは6回。1死一塁で119キロの低めのスライダーをすくわれ、右翼席に2ランを被弾した。「少し真ん中に入りましたね」。後味は悪かったが、先発の役割を果たしたとされる「クオリティースタート」(6イニング以上で自責点3以下)は達成。初白星も手に入れた。 今リーグでは4試合計15イニングで防御率3・60。数字ではなく内容で進化の手応えをつかんでいる。カーブでカウントが取れ、フォークで空振りを奪えた。一方で、秋季キャンプから課題に掲げる直球は「思ったように投げられていない」。球速は130キロ台中盤。阪神の高橋投手コーチも「投球術は持っている。だからこそ、それに頼りすぎない直球のキレとスピードが欲しい」と求める。 PR情報
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