2016年03月17日
火曜日の競馬の結果
高知競馬「黒船賞」…ハズレ
１着 ６番ダノンレジェンド（１番人気）◎
２着 １２番ニシケンモノノフ（２番人気）▲
３着 ２番タールタン（３番人気）〇
前日予想で責任買いの辛いところが、当日のパドックが見られないこと。タールタンのレース振りがどうもスムーズさを欠き、勝負が決まったところで今更のように後ろから突っ込んできた辺り、福永め下手を打ったな、と舌打ちしたのですが、どうもタールタン、パドックで相当エキサイトしていたらしい。むしろイッてしまったタールタンを３着と何とか格好をつけた福永は褒められるべきなのかもしれない。
まずは「新春ペガサスカップ」を。もう新春でないのですが、私のブログのトップページも未だ新春のままですし。
１６００メートル。第９Ｒ。１５：４０発走。
まさか「スプリングＣ」勝ち馬のカツゲキキトキトがここにまで来るとは思わなかった。「駿蹄賞」まで間はあるけれど、間２週間で再度重賞とは。陣営が当初から決めていたのか、「スプリングＣ」での破格の勝ちっぷりにもうひとついけると欲を持ったのか、あるいは前走「何で木之前葵じゃなくて大畑なんだ！」という葵ファンのブーイングによるものか？木之前葵としては重賞制覇のまたとないチャンスだけれど、正直ダービーを狙うつもりなら、ここは自重した方が良かったのでは、という気もする。でも出たからには勝たないと。そういえばあるスポーツ紙のフェブラリーＳ特集で、伊藤雄二氏が今年の中央の新人騎手について述べていた。気になるのが、藤田菜七子のところで、「日本では、中央、地方ともに目立った活躍ができていません」ときたもんだ。別府真衣や宮下瞳、山本茜のように重賞を勝っても、世界の伊藤雄二大先生からすれば、地方の重賞は取るに足らないものらしい。でも、木之前葵に今回、
というわけで本命はカツゲキキトキトで。中間も追い切りの数字だけ見れば前走と遜色ない。だからといって正直前走ほどの強さを見せてくれるかわからないが、大差でもハナ差でも勝てば同じ。むしろタイトなレースを制した方が、後々のことを考えてもこの馬の糧になる。
対抗にセブンサムライ。４走前は１１月の終わりになりますが、ベッロポモドーロを降している。デビューから４連勝のあと、前走は僅差２着に敗れたものの、相手のリックカグラは決して弱い馬ではない。笠松デビューの期待株ですが、気性的に幼いところもあり、輸送や初コース、笠松とは全然違う名古屋の土が合うかどうか、懸念も幾つかありますが、木之前葵重賞初制覇のお膳立てをぶち壊す、空気を読めない馬がいるとしたら、ベッロポモドーロやメガホワイティのような負け癖がついてしまった馬ではなく、重賞初挑戦の伏兵。そういえばカツゲキキトキトも前走が重賞初挑戦。まずは当日落ち着きを保って欲しい。
単穴に笠松ベッロポモドーロ。重賞３回連続２着、それもレベルの高い重賞ばかり。とはいえこの馬も「梅桜賞」回想で触れたけれど、負け癖がついてしまっているような観がある。勝てなくても２着なら連軸として安定しているというかもしれませんが、２度あることは３度あり、仏の顔も３度まで。個人的にはこの馬は強く推奨しづらい。ただ、１８００メートルの「梅桜賞」で２着だったということは、ここで負け癖を払拭し、勝利の味を覚えれば１９００メートルの「駿蹄賞」、「東海ダービー」への展望も開ける。逆にここでコケると以後ローリングストーン状態になってしまう可能性大。
気になるのはチェンジイット。逃げて最後は捕まって２着というパターンが多いのですが、勝った４走前は逃げ切りではなく番手からの抜け出し。今回内にホウライマリーンがいて、ハナを奪うことは難しい。ただ先述したように、ホウライマリーンも１６００がギリギリという感じがあり、今回追い切りが随分手控えられているように感じられた。チェンジイットに距離の融通がきくなら、展開次第ではあるいは。ただ、ほぼ互角にやり合っているキミノマリアが重賞になると見劣りが否めない。キミノマリアを物差しにするなら展開に恵まれないと厳しいか。
笠松メガホワイティはどんな展開でもそれなりに善戦するが、決め手に乏しいため勝ち負けを争えない。果敢に先行してみせては？と思ったりもしたのですが４走前はそれで失敗している。先行して粘れず、後方から行っても鋭い切れ味なし。やっぱり今回も自分の競馬をやって、手堅く着を稼ぐしかないか？後藤保師が遺した素質馬、一皮むけて欲しいところだけれど…。
穴馬指名に笠松キタノアドラーブル。鞍上は、カツゲキキトキトの前走の鞍上だった大畑。この馬もセブンサムライと違って中央デビュー。中央から笠松に移籍して４戦３勝２着１回。一気の相手強化だけでなく、名古屋は初めてで、蓋を開けてみないとわからないところはサムライセブンと同じですが、先行して鋭い末脚を使える。名古屋で同じ芸当ができれば侮れない。
カツゲキキトキトは今回勝っても、クラシックに向かうとすればやはり鞍上は大畑になるでしょう。大畑はあまりプレッシャーを感じず、むしろ妹弟子が大仕事を成し遂げるかお手並み拝見といったところ。気楽に乗れるところが恐い。
◎５枠６番 カツゲキキトキト（木之前）
〇４枠４番 セブンサムライ（笠松・大塚）
▲８枠１２番 ベッロポモドーロ（笠松・筒井）
△６枠７番 チェンジイット（今井）
△６枠８番 メガホワイティ（笠松・東川）
×７枠９番 キタノアドラーブル（笠松・大畑）
買い目は６を軸に三連複４、７、８、９、１２に流して１０点。それから馬連４ー８、９、１２で計１３点。
高知競馬「黒船賞」…ハズレ
１着 ６番ダノンレジェンド（１番人気）◎
２着 １２番ニシケンモノノフ（２番人気）▲
３着 ２番タールタン（３番人気）〇
前日予想で責任買いの辛いところが、当日のパドックが見られないこと。タールタンのレース振りがどうもスムーズさを欠き、勝負が決まったところで今更のように後ろから突っ込んできた辺り、福永め下手を打ったな、と舌打ちしたのですが、どうもタールタン、パドックで相当エキサイトしていたらしい。むしろイッてしまったタールタンを３着と何とか格好をつけた福永は褒められるべきなのかもしれない。
まずは「新春ペガサスカップ」を。もう新春でないのですが、私のブログのトップページも未だ新春のままですし。
１６００メートル。第９Ｒ。１５：４０発走。
まさか「スプリングＣ」勝ち馬のカツゲキキトキトがここにまで来るとは思わなかった。「駿蹄賞」まで間はあるけれど、間２週間で再度重賞とは。陣営が当初から決めていたのか、「スプリングＣ」での破格の勝ちっぷりにもうひとついけると欲を持ったのか、あるいは前走「何で木之前葵じゃなくて大畑なんだ！」という葵ファンのブーイングによるものか？木之前葵としては重賞制覇のまたとないチャンスだけれど、正直ダービーを狙うつもりなら、ここは自重した方が良かったのでは、という気もする。でも出たからには勝たないと。そういえばあるスポーツ紙のフェブラリーＳ特集で、伊藤雄二氏が今年の中央の新人騎手について述べていた。気になるのが、藤田菜七子のところで、「日本では、中央、地方ともに目立った活躍ができていません」ときたもんだ。別府真衣や宮下瞳、山本茜のように重賞を勝っても、世界の伊藤雄二大先生からすれば、地方の重賞は取るに足らないものらしい。でも、木之前葵に今回、
園田にいる先生のお孫さんより
２年後のデビューですが、
先生のお孫さんより先に重賞を勝ってもらいますか。
というわけで本命はカツゲキキトキトで。中間も追い切りの数字だけ見れば前走と遜色ない。だからといって正直前走ほどの強さを見せてくれるかわからないが、大差でもハナ差でも勝てば同じ。むしろタイトなレースを制した方が、後々のことを考えてもこの馬の糧になる。
対抗にセブンサムライ。４走前は１１月の終わりになりますが、ベッロポモドーロを降している。デビューから４連勝のあと、前走は僅差２着に敗れたものの、相手のリックカグラは決して弱い馬ではない。笠松デビューの期待株ですが、気性的に幼いところもあり、輸送や初コース、笠松とは全然違う名古屋の土が合うかどうか、懸念も幾つかありますが、木之前葵重賞初制覇のお膳立てをぶち壊す、空気を読めない馬がいるとしたら、ベッロポモドーロやメガホワイティのような負け癖がついてしまった馬ではなく、重賞初挑戦の伏兵。そういえばカツゲキキトキトも前走が重賞初挑戦。まずは当日落ち着きを保って欲しい。
単穴に笠松ベッロポモドーロ。重賞３回連続２着、それもレベルの高い重賞ばかり。とはいえこの馬も「梅桜賞」回想で触れたけれど、負け癖がついてしまっているような観がある。勝てなくても２着なら連軸として安定しているというかもしれませんが、２度あることは３度あり、仏の顔も３度まで。個人的にはこの馬は強く推奨しづらい。ただ、１８００メートルの「梅桜賞」で２着だったということは、ここで負け癖を払拭し、勝利の味を覚えれば１９００メートルの「駿蹄賞」、「東海ダービー」への展望も開ける。逆にここでコケると以後ローリングストーン状態になってしまう可能性大。
気になるのはチェンジイット。逃げて最後は捕まって２着というパターンが多いのですが、勝った４走前は逃げ切りではなく番手からの抜け出し。今回内にホウライマリーンがいて、ハナを奪うことは難しい。ただ先述したように、ホウライマリーンも１６００がギリギリという感じがあり、今回追い切りが随分手控えられているように感じられた。チェンジイットに距離の融通がきくなら、展開次第ではあるいは。ただ、ほぼ互角にやり合っているキミノマリアが重賞になると見劣りが否めない。キミノマリアを物差しにするなら展開に恵まれないと厳しいか。
笠松メガホワイティはどんな展開でもそれなりに善戦するが、決め手に乏しいため勝ち負けを争えない。果敢に先行してみせては？と思ったりもしたのですが４走前はそれで失敗している。先行して粘れず、後方から行っても鋭い切れ味なし。やっぱり今回も自分の競馬をやって、手堅く着を稼ぐしかないか？後藤保師が遺した素質馬、一皮むけて欲しいところだけれど…。
穴馬指名に笠松キタノアドラーブル。鞍上は、カツゲキキトキトの前走の鞍上だった大畑。この馬もセブンサムライと違って中央デビュー。中央から笠松に移籍して４戦３勝２着１回。一気の相手強化だけでなく、名古屋は初めてで、蓋を開けてみないとわからないところはサムライセブンと同じですが、先行して鋭い末脚を使える。名古屋で同じ芸当ができれば侮れない。
カツゲキキトキトは今回勝っても、クラシックに向かうとすればやはり鞍上は大畑になるでしょう。大畑はあまりプレッシャーを感じず、むしろ妹弟子が大仕事を成し遂げるかお手並み拝見といったところ。気楽に乗れるところが恐い。
◎５枠６番 カツゲキキトキト（木之前）
〇４枠４番 セブンサムライ（笠松・大塚）
▲８枠１２番 ベッロポモドーロ（笠松・筒井）
△６枠７番 チェンジイット（今井）
△６枠８番 メガホワイティ（笠松・東川）
×７枠９番 キタノアドラーブル（笠松・大畑）
買い目は６を軸に三連複４、７、８、９、１２に流して１０点。それから馬連４ー８、９、１２で計１３点。
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この記事へのコメント
1. Posted by 寝ても覚めても 2016年03月17日 20:08
カツゲキキトキトは強かったですね。スタート後即コーナーの名古屋１６００で２番枠に入り経済コースを逃げたホウライマリーンを終始外を回りながら競り落として見せたあたり、勢いだけという訳でも無さそうです
ダービーで距離が伸びたときにどうなるかは未知数ですが、少なくとも折り合いに苦労することは無さそうな感じです
木之前騎手は重賞初制覇ですか。中央の嬢ちゃん騎手が何かの間違いで重賞を勝っちゃったらドン引きすると思いますが、こちらは「早い」という感じは全くしませんね
重賞制覇のチャンスを譲ってくれた兄弟子を１回目の４角で外に吹っ飛ばしてしまったのはご愛敬。「名」に「実」が伴ってきて、いよいよ「葵ちゃん」とは呼びづらくなってきました
ダービーで距離が伸びたときにどうなるかは未知数ですが、少なくとも折り合いに苦労することは無さそうな感じです
木之前騎手は重賞初制覇ですか。中央の嬢ちゃん騎手が何かの間違いで重賞を勝っちゃったらドン引きすると思いますが、こちらは「早い」という感じは全くしませんね
重賞制覇のチャンスを譲ってくれた兄弟子を１回目の４角で外に吹っ飛ばしてしまったのはご愛敬。「名」に「実」が伴ってきて、いよいよ「葵ちゃん」とは呼びづらくなってきました
2. Posted by カスＰ 2016年03月18日 23:53
カツゲキキトキトの直線での瞬発力には、正直びっくりしました。確かに１９００メートルは未知数ですが、走りを見た感じ、距離が延びて苦労しそうな感じに見えないし、折り合い面でも特に気になるところは見られません。あとは一時的な勢いか本物かといったところですが、後者であって欲しいですね。強い馬がいるとクラシックは面白い。
ブログに記したように、満点の騎乗とは言いませんが、そろそろ重賞勝ちがあってもいい頃合いとは思っていました。吹き飛ばされた大畑が、直後コノヤロウ（女性にヤロウというのも変ですが）という感じで木之前の方を見たのは笑えました。今回は「貰った」ような重賞勝ちですが、これで一皮むけ、騎手の腕で馬を重賞勝ちに導けるようになればいいと思います。そうなったら「葵ちゃん」ではなく「葵姐さん」と呼ぶことにします。
ブログに記したように、満点の騎乗とは言いませんが、そろそろ重賞勝ちがあってもいい頃合いとは思っていました。吹き飛ばされた大畑が、直後コノヤロウ（女性にヤロウというのも変ですが）という感じで木之前の方を見たのは笑えました。今回は「貰った」ような重賞勝ちですが、これで一皮むけ、騎手の腕で馬を重賞勝ちに導けるようになればいいと思います。そうなったら「葵ちゃん」ではなく「葵姐さん」と呼ぶことにします。