虚偽の雇用契約書でネパール人留学生の不法就労を手助けしたとして、警視庁組織犯罪対策1課は15日までに、ガーナ国籍のイベント企画会社(千葉県山武市)代表、アツウア・エリック・ジュウモア容疑者(35)=沖縄県沖縄市美里6=を入管難民法違反(資格外活動ほう助)容疑で逮捕した。
逮捕容疑は昨年10~11月、同社がネパール人留学生の男性を雇用したとする虚偽の雇用契約書を作り、東京入国管理局に提出させて「技術・人文知識・国際業務」の在留資格を取得させた疑い。
同課によると、男性は実際にはコンビニや飲食店で勤務。同容疑者は仲介役から留学生の紹介を受け、1人あたり50万円の報酬を得ていたという。同社は同様の手口でネパール人やガーナ人の男女計23人の不法就労を手助けしていた。