漁船転覆 新たに1人を意識不明で発見

漁船転覆 新たに1人を意識不明で発見
14日、島根県の海で漁船が転覆し、乗組員1人が死亡8人の行方がわからなくなっている事故で、海底で見つかった船の近くから、新たに1人が意識のない状態で見つかり、ヘリコプターで海上保安本部の基地に搬送されました。海上保安本部は身元の確認を急ぐとともに、引き続き乗組員らの捜索にあたっています。
14日、松江市からおよそ2キロの海で、鳥取県岩美町の田後漁協に所属する底引き網漁船「大福丸」(76トン)が転覆して、乗組員9人のうち1人が死亡し、8人が行方不明になっています。

15日、現場付近の海域では、第8管区海上保安本部の巡視船やヘリコプターのほか、同じ漁協に所属する仲間の船が捜索を続けています。海上保安本部によりますと、これまでに、深さおよそ45メートルの海底で横倒しになった状態の大福丸が見つかったほか、さらに、近くの海で1人が意識のない状態で見つかり、ヘリコプターで鳥取県境港市にある海上保安本部の基地に搬送したということです。海上保安本部は身元の確認を急ぐとともに、引き続き乗組員らの捜索にあたっています。