消費者が「心に響いた広告」グランプリに「ガリガリ君 値上げ」CM
2016年12月15日14時33分 スポーツ報知
公益社団法人日本アドバタイザーズ協会は15日、「消費者が選んだ、今年一番『心に響いた』広告」の第55回JAA広告賞を発表し、グランプリ・テレビ部門に赤城乳業の「値上げ」を選んだ。
赤城乳業では今年4月に主力商品の「ガリガリ君」を1本60円から70円に25年ぶりに値上げした。4月1日と2日限定で放映されたCMでは、工場前に社員が整列し歌手・高田渡の「値上げ」の歌詞に乗せて、最後は全社員が頭を下げる構成だった。
受賞の知らせに赤城乳業の担当者は「SNSで非常に大きな反響があった。励ましの声がほとんどで、鳥肌が立つ感動だった」と当時の様子を振り返った。また同社によると値上げによる売上減の影響はなく、直後の4月には前年比110%になるなど、「ガリガリ君」が消費者から絶大な支持を受けていることが証明された。
これから真冬へと突入するが、寒いときでもおいしい「ガリガリ君」の食べ方として担当者は「暖かい部屋で召し上がっていただくのが一番」と話した。
同広告賞は消費者の視点から審査を行う総合広告賞で、今年度は新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、WEB、屋外・交通の6部門合わせて1938点の応募があった。
◆第55回JAA広告賞
新聞「味の素」これ、ぜんぶ失敗作…から生まれた料理です。
雑誌「花王」むちゅうって、よごれることだ。
テレビ「赤城乳業」値上げ
ラジオ「ゆうちょ銀行」ATMの人・サラリーマン編
WEB「日本郵便」WHITE Tree Letter
屋外・交通広告「パナソニック」見えない方がいい広告。
◆経済産業大臣賞
テレビ「大塚製薬」見せてやれ、底力。