アウディが人工知能による全自動駐車技術を発表。スペースの確保から駐車まで
駐車に必要なスペースの把握と車体操作を演算
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アウディは12月5日、スペインのバルセロナで開催中の「神経情報処理システム(NIPS)」に関する国際会議で、「Q2 ディープ ラーニング コンセプト」とその人工知能技術を初公開した。同社の開発したこの特別なアウディ Q2は、駐車スペースを見つけてそこへ移動し、外部の助けなしに自動的に駐車を完了できる機能を搭載している。
しかし、このクルマは小さすぎるため人が乗ることはできない。実はこのQ2は、実車の8分の1スケールの電動モデルなのだ。しかし、その内部に搭載されたテクノロジーは、将来スケールアップしていくに違いない。
Gallery: Audi Q2 Deep Learning Concept | 5 Photos
このモデルカーには、前後に2基の単機能カメラと、車体を取り巻くように10基の超音波センサーが搭載されている。アウディによれば、これらの情報源から取得したデータを車載コンピュータが分析し、駐車スペースと自車の位置関係を把握、そして次に、そこに駐車するためにはどのような操作をすればよいかを演算して弾き出すという。このシステムには高度に進化した学習機能、言い換えれば「試行錯誤して学ぶ機能」が搭載されており、駐車の手順を学びながら正しい方法を導き出せるとのことだ。
アウディによると、このモデルを製作した子会社のアウディ・エレクトロニクス・ベンチャーは、このプロジェクトの次のステップとして、この技術を実物大のクルマでも使用できるようにするという。現在すでに自動で縦列駐車するクルマや、半自動運転車などが登場しているので、近い将来には無人のクルマが自動的に駐車を行う姿を目にする日が来ることも想像に難くない。
By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー