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 (昭和34年)

 夏の真夜中、講談社の週刊少年マガジンの編集部に突然、作家の三島由紀夫が入ってきた。創刊から10年ぐらい経ったころだ。連載漫画「あしたのジョー」を読んでいるが、この日、映画撮影でマガジンが買えず、編集部で購入しようと訪ねた。少年誌の浸透ぶりを示すエピソードだ。

 日本初の少年週刊…

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