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 沖縄県名護市沿岸で起きた米軍オスプレイの事故は、日本政府にとって「ダブル打撃」となった。安倍政権が進める対沖縄政策と、米政府と連携して進める全国レベルのオスプレイ配備計画――の二つだ。

 「重大な事故を起こしたことは大変遺憾だ」。14日朝、首相官邸に到着した安倍晋三首相は硬い表情で記者団に語った。

 事故発生の一報は13日午後9時50分ごろ。その2時間後、深夜の防衛省に稲田朋美防衛相が登庁するという異例の対応。今回の事故が、安倍政権の対沖縄政策や日米両政府のオスプレイ配備計画に打撃を与えかねないと受け止めたからだ。

 基地負担軽減策には水を差され…

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