2007年産:味わい芳醇にして香り濃厚な、口当たりも素晴らしい格別なキャベツ太郎
2008年産:昨年と同様に素晴らしい出来栄え
2009年産:水分の含有と舌触りが途轍もないレベルでバランスが取れた、50年に一度のレベルのキャベツ太郎
2010年産:青海苔とソース味のシナジーが絶妙な当たり年のキャベツ太郎
2011年産:豊富な収穫を背景にのど越しと歯ざわりを両立させるという難度の高い食感を実現したキャベツ太郎
2012年産:50年に一度と言われた、2009年産に匹敵する素晴らしい出来栄えのキャベツ太郎
2013年産:昨年以上に高いレベルで味わいと香りを両立させた、奇跡的な出来のキャベツ太郎
2014年産:青のりが歯につきにくい
2015年産:ここ100年で一番の出来と言わしめた素晴らしい味わいとしゃりしゃりとした口当たりが驚愕の出来のキャベツ太郎
2016年産:のど越し爽やか、舌に含んだだけで味わいが口中に広がる素晴らしいキャベツ太郎
ということなので今食べるなら2016年産がお勧めです。
果たして貴方が好きなキャベツ太郎なのでしょうか…?
キャベツ太郎の年代別評価とかめっちゃ斬新やな
40年以上、私は仕事一筋に生きてきました。
連日の残業や取引先での失敗。部下や上司と衝突することも何度となくありました。しかし色々と苦労の多い職場でしたが、その分やり甲斐も感じていました。
自分の半生を捧げた会社を離れてからというもの、なんとも言えない寂しさ、虚しさといいますか、胸にぽっかりと穴が空いたような毎日でした。
来る日も来る日も、ぼんやりとテレビを眺めては時間を無為に過ごす日々。生きている実感も徐々に薄らいでいくような感覚でした。
そんな私を救ってくれたのは、妻でした。
それは私の誕生日。
今までは仕事続きで、誕生日も二人で一緒に過ごすことはありませんでしたが、「折角なので食事にでも行きましょう」と妻に連れだされたのは、都内のこじんまりとしたレストランでした。
そう。それは私たちが初めて出会った場所。
懐かしさや、妻との時間を作ってやれなかった申訳なさ、久しぶりの夫婦の会話に感じる思い、色々なものが去来して、最初の内はなんだか随分と混乱していたように思います。
ひとしきり食事も終え、そろそろ帰ろうかという時。妻が私に「プレゼントがある」と言うのです。
照れくさいのと申し訳ないの気持ちで、私は「今更いいよ」と断ったのですが、妻は構わずに鞄からあるものを取り出します。
それは「キャベツ太郎」でした。
それも「2016年産」のもの。
新しい人生を二人で歩んで行こう。
ゆっくりと二人で歩んで行こう。
そんな妻の思いが込められた、真新しい「キャベツ太郎」。
大粒の涙が私の頬を伝いました。
妻も泣いておりました。
私は妻を愛しています。
そしてそんな最愛の妻からもらった「キャベツ太郎」を、私は最高のコンディションで味わいたいと思うのです。
キャベツ太郎ソムリエさん。
どうか私たち夫婦のために、「2016年のキャベツ太郎に合うキャベツ太郎」を見繕っていただけないでしょうか。
・・・長々とお話しすつつもりはありませんでしたが、ついつい話しこんでしまいました。
年老いた夫婦のささやかな喜びに、ご協力いただけると幸いです。
ワシからもお願いや、是非とも最高のマリアージュなキャベツ太郎を見つけてやってや、頼んだで
自信をもってお勧め出来るのは、「業務スーパーでたまに売っている30袋入り498円のキャベツ太郎」です。
恐るべきコストパフォーマンスでありながら、その味わいは2015年もののキャベツ太郎にも勝るとも劣らず、また他のキャベツ太郎との食べ合わせ、飲み合わせも申し分ありません。奥様にもご満足いただけるかと思います。
次点としては、「地方のサミットをうろついてるとたまに大袋で売ってることがあるキャベツ太郎」でしょうか。業務スーパー産のキャベツ太郎に比べるとパフォーマンスの点で一歩を譲るかも知れませんが、風味の自己主張と食感のバランスが素晴らしく、他のキャベツ太郎とのミックスをした時の存在感という点では右に出るキャベツ太郎がありません。
良いキャベツ太郎ライフを。奥様によろしくお伝えください。