スター・ウォーズ最新作 まもなく公開

スター・ウォーズ最新作 まもなく公開
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世界的に人気のSF映画、スター・ウォーズの最新作が今月16日から世界同時公開されます。公開を前に開かれたイベントには、およそ2000人が詰めかけ、興奮に包まれたファンからは「楽しみで楽しみでしかたないですね」とか「わくわくしています」といった声が聞かれました。この期待の最新作の見どころについて、お伝えします。
 今回の作品でカギを握るのは、シリーズにたびたび登場する究極兵器「デス・スター」です。邪悪な帝国軍によって作られました。この兵器を破壊するため、戦士たちは、その設計図を帝国軍から盗み出すという、命がけの作戦を決行します。
 「スター・ウォーズ」は、これまでに7作品が劇場公開されています。帝国軍の悪の権化である「ダースベイダー」と反乱軍のエースの「ルーク・スカイウォーカー」。大まかに言うと、この両者の対立を描いた作品です。
 エピソード1、2、3では、いかにダーズベイダーが誕生したかが描かれ、エピソード4、5、6では、ルーク率いる反乱軍が、どのように帝国軍を打ち破るかを描いています。エピソード4、5、6の順に公開されたあと、物語の時間軸をさかのぼる形で1、2、3、そして、1年前に7が公開されてきましたが、今回の作品は、ちょうどエピソード4の直前の時期を描きます。
 実は、エピソード4の冒頭のシーンでは、反乱軍が設計図を手に入れている状態で始まりますが、今回の物語では、その設計図を、誰がどのようにして持ち出したのか、ファンの長年の謎を解き明かされることになります。言わば、これまでのシリーズの原点とも言える部分を描く作品となっているのです。

シリーズの原点を描く作品

 今回の作品でカギを握るのは、シリーズにたびたび登場する究極兵器「デス・スター」です。邪悪な帝国軍によって作られました。この兵器を破壊するため、戦士たちは、その設計図を帝国軍から盗み出すという、命がけの作戦を決行します。
 「スター・ウォーズ」は、これまでに7作品が劇場公開されています。帝国軍の悪の権化である「ダースベイダー」と反乱軍のエースの「ルーク・スカイウォーカー」。大まかに言うと、この両者の対立を描いた作品です。
 エピソード1、2、3では、いかにダーズベイダーが誕生したかが描かれ、エピソード4、5、6では、ルーク率いる反乱軍が、どのように帝国軍を打ち破るかを描いています。エピソード4、5、6の順に公開されたあと、物語の時間軸をさかのぼる形で1、2、3、そして、1年前に7が公開されてきましたが、今回の作品は、ちょうどエピソード4の直前の時期を描きます。
 実は、エピソード4の冒頭のシーンでは、反乱軍が設計図を手に入れている状態で始まりますが、今回の物語では、その設計図を、誰がどのようにして持ち出したのか、ファンの長年の謎を解き明かされることになります。言わば、これまでのシリーズの原点とも言える部分を描く作品となっているのです。

ヒロイン役は実力派俳優

 ヒロインは、生き抜いていくために戦士として育てられた「ジン・アーソ」です。究極兵器の設計図を盗み出そうと呼びかけ、作戦を引っ張っていきます。演じたのは、フェリシティ・ジョーンズさん。アカデミー賞・主演女優賞にノミネートされたこともある実力派です。
 今回の出演について、ジョーンズさんは「スター・ウォーズのような愛されている作品に加わることができて、とても幸運だと思います」「戦闘シーンもかっこいいですし、魔法のような映画です」と話していました。

監督はシリーズのファン

 監督のギャレス・エドワーズさんは、子どものころに見たスター・ウォーズ最初の作品からのファンでした。シリーズいちばんのヒーロー、ルーク・スカイウォーカーに憧れて、柔道を習った時期もあったそうです。
 エドワード監督はインタビューに対し、「ジェダイの騎士やルークの衣装からして、柔道着みたいですよね」「(自分自身は)そんなには強くなかったです。柔道を始めたのは、ただルークになりたかっただけなんです」と話していました。

登場人物は″私たち″

 さらに、エドワード監督は、今回の作品のポイントを柔道になぞらえて「柔道で学んだ大切なことは、相手より大きくなくてもいいということでした。これは、スター・ウォーズのテーマの核心ですよね」と解説しています。と言うのも、ヒロインのジンをはじめ、戦士たちは、スター・ウォーズ特有の「フォース」と呼ばれる特別な力を誰も持っていません。
 これについて、監督は「特別な力を持っていなくても、スーパーヒーローでなくても、自分で決心さえすれば、それまでとは変わって、善であり正しい行動をとることができるんです」と話しています。
 また、ヒロイン役のジョーンズさんは「この映画が特別なのは、心や頭、人間力を使って戦いに勝とうとしていること。登場人物はみんな、あなたと私と、同じような人間なんです」と話していました。

親子の物語も

 映画の根底には、親子をめぐる物語が流れています。天才科学者である父親は、帝国軍に連れ去られ、行方不明。その父親が、究極兵器を設計したのではないか。ジンは真実を探るため、命がけの作戦に挑みます。
 ジョーンズさんは「スター・ウォーズのほかの作品のように、自分の両親が誰なのかを探ることで、自分が何者なのか探す旅でもあります。最終的には、銀河での自分の居場所を見つけていくんです」と話しています。

初めての人でも楽しめる

 最後に、今回スター・ウォーズの歴史に、どのような1ページが加わると思うかという質問に対し、エドワード監督は「この映画が本当に成功したかどうかわかるのは、いまから20年後でしょうか。道ですれ違った若者が、色あせたTシャツを着ていて、そこに今回の映画のキャラクターや宇宙船が描かれている、というふうにね」と話していました。
。また、主演のジョーンズさんは「人間ドラマを主軸にしているので、これまでのスター・ウォーズの経緯を知らない人も、この映画単体で楽しめるのではないか」と話していました。