僕はずっとwebで批評をやってた。
やがて「オトナアニメ」誌で本格的に連載を始め、やめた。
あの辺から作品批評の無意味さを感じていた。

でもね、webの頃、『おもちゃ』という深作欣二先生の作品の、クライマックスの音楽の使い方(なんと『ジャアントロボ』が流れたのだ!)を指摘して、まぁ批判した訳だ。
そうしたらその音楽を担当された天野正道先生自らが僕の設置した掲示板で反論(ていうか事実訂正)をしてきた!

その時はね、謝りましたよ。
失礼書いてすいませんでした、と。

その後天野先生とは『アインザッツ』で再会するのだが、先生その時のこと覚えてなかったなぁ。


批評って、マスコミもそうだけど、百歩譲っても必要悪だと思うの。
業界の欺瞞を指摘し、反省させ、改善するきっかけを与える可能性はある。
しかし、だからって「偉い」訳がないじゃない?
どうして創作者より偉くなってる風情なの?
一番あんた方に言いたいわ、何様目線なの??


俺も謝ったよ?みんなも変な意地張らずに、相手を怒らせたなら謝ろうよ。


という言葉を今一度宇多丸師匠に捧ぐ。