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東海道線金山駅にホームドア設置へ JR東海、在来線で初

 各地で相次ぐ視覚障害者のホーム転落事故を受け、JR東海は転落防止用のホームドアを、JR東海道線の金山駅(名古屋市中区)に設置する。東海道新幹線の「のぞみ」停車駅で設置を進めてきたが、在来線は初めてになる。

 国土交通省は、1日の乗降者数が10万人以上の駅でのホームドア設置を求めている。JR東海の在来線では名古屋駅(名古屋市中村区)と金山駅が該当している。

 新幹線と異なり在来線では乗り入れる車両の扉の位置や編成などが異なる場合があるため、ホームドアの開口部の位置を固定できず、設置は容易でないとされる。扉の代わりにロープやバーが上下する昇降式ホームドアなどの開発も進むが、従来型に比べて安全面で劣るとの指摘もある。

 JR東海では新幹線で実績のある扉式を前提に導入を検討。金山駅の東海道線ホームは停車する列車の車種が統一されていることなどから、設置は可能と判断した。JR東日本は山手線と京浜東北・根岸線でホームドアの設置を前倒しするほか、JR西日本は昇降式の導入を進めている。

(中日新聞)

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