久々に「∀(ターンエー)ガンダム」をAmazonプライム・ビデオで全話見直したのでご紹介。
はじめに
例えば今期のヤクザガンダムこと「鉄血のオルフェンズ」(OPがカチコミたい!に聞こえて仕方ないの私だけ?)も含め、ガンダムの作品は色々見てますけど、一番のお気に入りはこの∀(ターンエー)ガンダムです。
∀(ターンエー)ガンダムは、1999年のアニメです。シドミードさんがデザインしたこのガンダムは、当時はありえないだなんだと色々議論があったんですよ。今はもう・・・認めてる人の方が多いかな?
ガンダムなのに世界名作劇場
静かな宇宙の中、それぞれ歌いながら楽しそうに宇宙船のコックピットで操縦する男女三人。
物語は三人の月の民「ムーンレイス」が地球に降り立つ場面から始まります。
そのうちの一人が主人公の少年ロランです。
街には、ふわりと広がるドレスを着た人たちがいて、レトロで可愛い自動車が走り、飛行船が飛ぶ。
物語の中の地球は、さながら19世紀ヨーロッパか南北戦争のアメリカみたい。
菅野よう子さん(マクロスシリーズとか攻殻機動隊とかの音楽を手がけられてますよ)の音楽をバックに、のんびりとした雰囲気の中話は進みます。
素敵な曲なので、聴いたことが無い方はぜひ聞いてみてください。
時々出てくるガンダムやロボットがなければ、まるで世界名作劇場のアニメを観ていると錯覚しそうになるほど。
主人公のロランに女の子をはべらせてみたけど、全然ハーレム感がない・・・。むしろ可愛い子が増えただけ・・・なんてこと・・・。
そういえばファンタスティックビーストの舞台が1926年のアメリカなので同じ頃ですね。と無理やり過去記事をねじ込んでみる。
OPもEDもガンダムらしくない
初期のオープニングとエンディング。
OP「ターンAターン」を歌うのはなんと西城秀樹さん。そしてED「AURA」は谷村新二さんです。どちらもほんと渋い・・・。
何回聴いても、ガンダムっぽくないけどいい声だなぁと思います。
最初に「ターンヌェーグァンダム」って言ってくれるところほんと好き。
女装する主人公
ロランは自分が月の民だとは隠し、とあるお屋敷で召使として働き地球での暮らしを楽しんでいました。
そこへムーンレイスが軍を率いて地球に降りて来たため地球人対ムーンレイスの対立が起こってしまいます。
親睦の場としてパーティが開かれ、ロランは女性パイロットローラとして女装して出席することに。
地球側のトップにいるグエンが
「地球にも強い機械人形(ガンダム)があるんだぞ」
「その機械人形は女性が運転してるんだぞ」
とういところを見せたい。
そんな名目でロランに命じたことだけど、機械人形をアピールするのはともかく、女装までさせてすることかなぁ・・・
グエンがただ女装したロランが見たかっただけなんじゃないかと思う。初めてロランとあった時から、ずっとローラローラ言い続け・・・だからOPが西城秀樹さんなの?!まさかね。
パーティでムーンレイスのハリー中尉と踊るロラン…じゃなくてローラ。
ロランがお世話になっているお家のお嬢さん、キエル嬢の指導と化粧によって見事にレディに化けました。無駄に美しい・・・。
実は2人ともムーンレイスだわ男同士だわ、加えてハリー中尉の攻めた服装(黄色地に黒の縦縞服+赤いサングラス)。
放送当時もなんでやねんって思って見てました。
彼女?はよくよく考えたら「男の娘」の走りだったのかもしれませんね。
ディアナとキエル
ムーンレイスの王女ディアナと双子かと思うほどよく似た地球人のキエル(彼女はロランが仕える家のお嬢様)。
二人が出会い、遊び心から入れ替わり・・・話はここからグンと加速していきます!
成り行きでそのまま敵の女王として振る舞うことになったキエルと、女王の地位から解放されて町娘として地球人に触れ合っていくディアナ。
この二人の変化と成長は、物語の大きな柱となっています。
争いを止めたい二人がこれからどう奮闘するのか?それはまた次の記事で・・・
まとめ
1話から10話辺りの紹介でした。全部で50話あります。
ホワッとした優しい主人公とそれを取り巻くしっかりした女の子たち。
時々出て来くるガンダムは、鉱山で掘り出す手伝いをしたり、人のために牛を運んだり、戦いよりむしろ便利な機械として使っている様子が面白いです。
どちらかというと政治的な戦略がメインなので、残酷な描写が少ないのが観やすいと思います。
映画版もあるけど、駆け足になるしあまりオススメはしません。
「∀ガンダム」はAmazonプライム・ビデオで見られますよ。2週間の無料体験もあります。もしよかったら、チェックしてみてください。ガンダムシリーズもほとんど全部入っていますよ。あと勇者シリーズとかマシン英雄伝ワタルとかも!
我が家にいるホワイトドール様。