首相、真珠湾訪問へ 26・27日、オバマ大統領と慰霊


呉で一泊した晩、このニュースを目にした。
まぁ、受けるためならなんでもやる人だ、たいして驚かなかった。

オバマが広島に来たのだから、そのお返し、ちょうどいいだろう。

呉・広島を歩いて思ったのは、それでも戦争はなくならないだろう、ということだ。
アニメ業界を見ているだけでも、この人達が真剣に平和を考え、人を愛することができるのか?いや絶対無理だ、と思う。
だからこそ片渕監督の仕事がひときわ尊く見えるのかも知れない。


話はちょっと変わるが、呉ポポロで『この世界』の4回目を観た際、「ピカドン」が炸裂し画面が真っ白になった瞬間、客席の後ろの方から「ああ・・・」と溜息が漏れるのが聞こえた。
その瞬間を知るお年寄りの声なのか、若者の声なのかは判別できなかった。しかしこの溜息を聞いただけでも、呉へ『この世界』を観に来た甲斐はあったと思う。


光あるところに影あり。
人間の可能性と限界を噛み締めて、僕らは生きるしかない。