金メダリストリレートーク
2016年11月30日・中日劇場
歴代五輪金メダリストが集結
一面鳥インフル確定、7羽に 東山動物園、絶滅危惧のガンも東山動植物園(名古屋市千種区)は十三日、飼育していた鳥四羽から新たに毒性の強い「H5N6亜型」の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。屋外の「胡蝶(こちょう)池」で飼育していたコクチョウ三羽から十二日に同型のウイルスが確認され、高病原性の確定は七羽となった。四羽は隔離前に別の「古代池」で飼育されていたため、園内の感染源が複数にわたり、さらに感染が広がる可能性もある。 ◆カモ2羽、殺処分環境省によると、今季は野鳥や動物園などで飼育されている鳥から高病原性の鳥インフルエンザが検出された事例は十一道県の計六十四件となり、過去最多だった二〇一〇〜一一年の六十二件を上回った。担当者は「過去最も早いペースで感染が広がっている。家禽(かきん)農場ではいっそう防疫体制を強化してほしい」と警戒を強めている。 同園で新たにウイルスが確認されたのは、十日に死んだ環境省の絶滅危惧種のシジュウカラガン、十三日に死んだマガモ、飼育中のマガモとヒドリガモの各一羽。簡易検査はいずれも陰性だったが、鳥取大で確定検査をしていた。生きていた二羽は十三日午後、環境省の指針に基づき殺処分された。 四羽とも野鳥が飛来する古代池で飼育され、感染防止のために今月五日に隔離。胡蝶池にいたコクチョウ一羽を含め、計九羽が同じ動物病院内で飼育されていた。古代池で野鳥から感染したのか、隔離後にコクチョウを介して病院内で感染したのか、茶谷公一・動物園副園長は「潜伏期間を考えると病院内で感染し、少しずつ症状が出ている可能性もあるが、現時点では判断できない」と述べた。 同園では十一月二十九日以降、殺処分された二羽を除き、コクチョウ三羽、シジュウカラガン二羽など計八羽が死んだ。現在、飼育中のシジュウカラガン二羽を含む計八羽の確定検査をしている。園は十一日から動物園エリアを休園し、防疫体制を強化、来年一月上旬の再開を目指している。
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