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 エジプトの首都カイロのキリスト教会で24人が死亡、49人が負傷した爆破事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)は13日、「殉教志願者が自爆した」とする犯行声明をネット上に出した。不信心者に対する戦いを続けると警告している。

 エジプトのシーシ大統領は12日、自爆した22歳の男の名前を発表したが、ISが声明で挙げたのは異なる名前。内務省は現場に残された自爆容疑者の遺体の一部のDNA型検査で身元を特定したとしている。

 地元メディアによると、この男は2014年にデモの現場で武器を所持した疑いで逮捕され、2カ月後に保釈された。その後、東部シナイ半島のイスラム過激派に加わったとしている。その組織は現在、ISに忠誠を誓っており、治安部隊に対する攻撃を繰り返している。(カイロ=翁長忠雄)

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