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沖縄県沖の海上に不時着 乗員5人救助

垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが駐機する米軍普天間飛行場=沖縄県宜野湾市で2016年11月17日、和田大典撮影

乗員2人負傷 国内不時着は12年の「普天間」配備以来初

 防衛省や海上保安庁に13日夜、米軍から入った連絡によると、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の垂直離着陸輸送機オスプレイ1機が沖縄本島東沖近海に不時着水した。同日午後11時55分ごろに米軍が救助を求めていた乗員5人を救助した。2人が負傷しており、米軍基地内の病院に搬送されたという。国内でのオスプレイ不時着は2012年の普天間飛行場配備以来初めて。

 防衛省関係者によると、事故機は普天間飛行場を離陸し、沖縄本島北部に向かう途中の午後9時半ごろに不時着した。その直前に事故機から「これから降りる」と米軍側に連絡があったという。防衛省によると、場所は名護市東沖約1.6キロの海上。

 在沖縄米海兵隊は13日深夜から14日未明にかけてツイッターで「MV22オスプレイ1機が関係する航空機事故が沖縄沖で発生した」などと発表した。「全搭乗員はキャンプ・フォスターの米海軍病院に移送され治療を受けている」としている。

 オスプレイはヘリコプターと固定翼機の両方の機能を持つティルトローター式の輸送機。12年10月、米軍が国内で初めて普天間飛行場に12機を配備。現在普天間には24機がある。

 オスプレイは開発段階から墜落などの事故が相次ぎ、沖縄県では配備に対する県民の反発が続いている。日米両政府は15年5月、東京・横田基地への配備も発表している。【町田徳丈、佐藤敬一、門田陽介】

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