蹴球探訪
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【スポーツ】[箱根駅伝]青学大3連覇、俺が止める 駒大・中谷&東洋大・口町2016年12月13日 紙面から 来年1月2、3日の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で9年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12日、東京都世田谷区の玉川キャンパスで練習を公開。右足底筋膜炎でことしの出雲駅伝、全日本大学駅伝を欠場した昨年のユニバーシアード1万メートル銅メダリスト・中谷圭佑(4年・西脇工)がエースの復権を誓った。3年ぶりの総合V奪回を目指す東洋大もこの日、東京都文京区の白山キャンパスで壮行会を開催。右足甲の疲労骨折で出雲、全日本駅伝を欠場した口町亮(4年・市川口)が復活の走りに挑む。
◆往路で勢いつける 駒大・中谷圭佑中谷は35位に終わった3月の世界ハーフ終了後に右足底筋膜炎を初めて発症。その後も6月の日本選手権後に再発させるなど、今年は故障に苦しみ続けた。古傷を抱えながらも練習は続けていたが、一向に良くならない現状を受け止め、治療への専念を決断。8月下旬に長野県志賀高原であった夏合宿を自ら切り上げ、東京に戻ってリハビリに励み始めた。 「大八木監督から最初は合宿に残れと言われたが、反対されてもリハビリの環境が整っている東京へ戻る方がいいと自分で判断した。監督が反対しても自分の意見を通したのは初めて。それでも最後は監督も分かってくれた。箱根にもしっかり間に合いそうだし、今となってみれば、あの決断は間違っていなかった」と振り返った。 その一方で出雲は総合5位、全日本も総合4位とチームが苦しむ姿を見て「三大駅伝で3位以内を逃したのは自分が入学して初めて。こうなったのは自分の責任」と箱根駅伝での雪辱を期す。希望区間は「往路の1〜4区までならどこでもいい。とにかく区間賞にこだわってチームに勢いをつける」となりふり構わず、チームのために力を振り絞る。 (千葉亨)
◆“ロケット走”再び 東洋大・口町亮出雲、全日本と出られなかった不完全燃焼を箱根で晴らす。東洋大の口町は「最初から突っ込んでいく、前半から速いペースで押していく走りをどの区間でもやりたい」と意気込んだ。 昨年の全日本大学駅伝では東洋大の初優勝に貢献しMVPを獲得。青学大の原晋監督もドラマ、小説になぞらえて「口町ロケット」と警戒する実力者だったが、今季は9月に右足甲を疲労骨折。出雲9位、全日本6位という東洋大らしからぬ結果を外から眺めることしかできなかった。「目指していた結果とはかけ離れたものになってしまったのは、自分が出られなかったという要因もあると思う」と責任を感じている。 11月には練習を再開しており、酒井俊幸監督(40)も「口町ら4年生が復調してきたので、大分良い形で箱根に臨める」と期待を寄せる。前回の箱根は山下りの6区で区間4位に終わり“ロケット”としては不発だった。 今回は「平地ならどこでも」と万全の構え。「速いペースでも自重しない。どの区間でも攻めの走りをする」と打倒青学、王座奪還を目指す。 (川村庸介) PR情報
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