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【プロ野球】

福留、44歳まで現役宣言 マサさん太鼓判に奮起

2016年12月13日 紙面から

山崎武司さん(左)から日米通算2000安打達成を祝う花束を贈呈される阪神・福留(飯室逸平撮影)

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 44歳現役! 日本通算2000安打! 阪神・福留孝介外野手(39)が12日、岐阜県大垣市で開催された「がんばろう東北!東日本大震災復興支援 山崎武司チャリティーゴルフコンペ2016」(メナードカントリークラブ・西濃コース)に参加。50歳まで現役でプレーした山本昌さん(51)から「あと5年いける」と太鼓判を押され、福留も「偉大な先輩に近づけるように」と呼応した。

 来季、不惑を迎えるキャプテンは、気概にあふれていた。「あと5年いける!」。偉大なレジェンドの激励に心は奮い立つ。福留が、44歳まで現役宣言だ。

 「先輩からそう言っていただけるのはありがたい。体のケアをしっかりやっていきたい。昌さんのように長くできるか分からないけど(笑)。少しでも偉大な人に近づけるように頑張りたいね」

 評論活動1年目。山本さんは福留の進化に、目を丸くしたという。131試合出場、打率3割1分1厘、11本塁打、59打点。その数字以上に、4番としてのインパクトは強烈だった。

 「打席での読みであったり集中力であったり、若いころよりすごみが出てきたと思う」

 ここぞの一打こそ、福留の真骨頂。「50歳現役」を実現した山本さんだからこそ、説得力の次元が違う。「体が元気だったらあと5年いける。頑張ってほしいね」

 表彰式では師と仰ぐ山崎武司さんから日米通算2000安打を祝した花束を贈呈され、決意を新たにした。次のターゲットは日本通算2000安打。岩瀬、荒木らかつての仲間を前に福留は力強く誓った。

 「日本だけで2000本打てるように頑張っていきたい。中日戦のときはなるべく打たないように心がけているのですが、どうしてもバットに当たってしまうので、スミマセン(笑)」

 日本通算2000安打まで残り424本。44歳まで現役を続ければ、十分に到達できる数字だろう。41歳時に39本塁打、107打点を記録した山崎さんも「ケガなく1シーズンやれば、3割近く打って100打点近い打点を挙げられる。タイガースの優勝も出てくる」とキーマンに指名した。

 先輩2人からの金言は最高の発奮材料だ。今年の漢字には「感」を迷わず選択。感謝の思いを胸に刻み、来季への力に変える。(杉原史恭)

 

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