私はこのブログで少し「絵」を書いています。
こんな絵です。
はい、自分でもわかっています。
ヘタです。
ヘタの絵です、わざわざ私が口に出すまでも無いと思いますが・・・。
ちょっとヘタの言い訳をさせて下さい。
私が最後に絵を書いたのは高校生の授業だったと思います。
なので普段絵を書いたりする事は全くありません!
なのでモチロン自信も何もありません。
ブログを書く時に文章に自身が無いので、
「少しでも情景がわかる絵を加えておこう」
とおもって書き加えている次第であります。
ブログを書く前に、ペンタブ?をわざわざ電気屋さんに買いに行きました。
(そんなモノ必要なかった)と書き始めた後で気づきました・・。
しかし、たまにコメントで
「絵がカワイイ」
「絵がおかしい!」
「絵から狂気を感じる」
と褒めて?下さる方がいるので
お世辞にも関わらず、ついニヤニヤしてしまいます。笑
先日、ふとコメントを見ながら
(そういえば昔美術の先生が絵を褒めてくれたなー)と思い出したので、
少し話させて下さい・・・・。
地元で有名な画家だった「中学の美術の先生」
私の中学時代の美術の先生は「地元では有名な画家さん」だったそうです。
一枚の絵が何百万にもなったりするとか、しないとか・・・。
一度絵を拝見しましたが、やはり大変立派なモノでした。
(私は絵に詳しくないので、ちゃんと表現できませんお許しを)
先生は大変熱心な先生で、我々生徒に「沢山の絵を宿題で書かせました」
みんなの絵を5段階で評価するのですが、
先生はなぜかいつも私の絵を4か5で評価してくれました。
他の生徒は2か3がせいぜいだったのにです。
これには実は理由があったのです・・・・。
不満に思う同級生たち
レベルの高い高校に行きたい優等生達は、
私の汚い絵ばかり評価されることに不満を持っていました。
なにせ私の書く絵は
エンピツで書いた:家のコンセントの絵
エンピツで書いた:家の階段の絵
なんていうバカバカしいモノばかりだったからです。
そして何よりヘタで汚い!
他の生徒はちゃんと絵の具でフルカラーの絵を書いてきます。
学級委員のA君はなんと牧場まで行って「躍動感ある馬の絵」を書いてきましたが
先生に見せると
「これじゃ3点ね!」
と言い放って絵をポイッと返してしまいました。
一方私の絵は?
先生は口で一切褒めたりはしませんが「5点」と言って返してきます。
A君も他の生徒もかなり憤慨していましたが、先生は知らんぷりです。
何か文句を言われると、本当にツンと顔をそっぽ向けたような顔をするのです。
僕はそんな光景を見て
(きっと気難しい先生だから、優等生がキライなんだ)
(だから嫌味で、あえて僕みたいな落ちこぼれの絵を評価しているのだろう)
と考えていました。
ある日、学級委員のA君は職員室まで行って先生を問い詰めたそうです。
「なぜアイツの絵だけ評価されるんですか?」
やっぱり先生はツンという顔をして無視して何も答えなかったそうです。
芸術家とは気難しいモノなのでしょうか?
私の「汚い絵」が評価されていた理由
卒業間近の授業で先生が
「今日はアタシが好きな先生の絵を見てもらいまぁ~す」と言いながら
フルカラーの絵のコピー?をみんなに配り始めました。
するとみんながザワザワし始めます。
(なんだろう?)と私がその絵を見てみると
なんと私の汚い絵にそっくりなのです!!
みんな口々に
「あ~だからかあ~」
「やっと理由がわかった!」
何て言いながらヘラヘラ笑っていました。
卒業間近になり成績にも関係ないので、
みんなもう私の絵が評価される事に怒ったりしませんでした。
そして先生がこの絵の解説の中で、こう言いました。
「この先生はぁ~口で絵を書いているんですよぉ~」
ああ・・・・・なるほど
口で書いた絵と私が手で書いた絵がそっくりだったのか・・・・・。
A君もみんな大爆笑しています。
何度も何度も高い点数をもらっていたので
密かに
「もしかしたら!自分に絵の才能があるのかもしれない」
と期待しはじめていた私はシュンとしてしまいました・・・。
やっぱり私に絵の才能なんてモノはありませんでした。
でも書いちゃいます!!!!
ちゃんちゃん!