【iOS 10.2】iPhoneでイラッとする不満点がようやく解消、Siriと音声コントロールを同時に無効化できる方法がひっそりと登場していた
2016-12-13 21:22一部のiPhoneユーザーに朗報です。iOS 10.2では、「Siri」の起動と「音声コントロール」の起動を両方同時に無効化できる設定が登場しました。これまでは、Siriを無効にすると音声コントロールが有効化されてしまい、この音声コントロールをオフにすることができませんでした。
検証端末:iPhone 7(iOS 10.2)
これまでSiriと音声コントロールの起動を同時に防止する方法はなかった
Siri
iPhoneユーザーならば、Siriを意図せず起動させてしまった経験がきっとあるはず。発声(Hey, Siri)による起動を無効化していても、Siriはホームボタンの長押しによって起動します。カバンや服のポケットの中でいつの間にかホームボタンが長押し状態になっていたり、ホームボタンをクリックしたつもりが長押しとして判定されてしまったりして、思わぬSiri起動を誘発してしまうわけです。この点、Siriを有効のままにしていてもロック中だけは起動できないようにすることは一応可能でしたが、そうするとロック解除中にSiriをうっかり長押し起動してしまう事態を防げない状況でした。
ロック中のiPhoneで「Siri」を起動させないようにする方法──個人情報(連絡先)を守り、誤動作も防止する
「それならば、そもそもSiriを無効にすればいいじゃないか」──。たしかにSiriを使えないようにしておけば誤作動を阻止できそうなものですが、問題はそう単純ではありません。たとえSiriを無効化しても、音声コントロール機能が働き始めてしまうからです。しかも困っとことに、この音声コントロール機能を無効化する設定はこれまで存在しませんでした。
厄介だった音声コントロールの誤作動
つまり、Siriと音声コントロールの起動をいずれも同時に防止する方法は、これまで用意されていなかったのです。
iPhone「勝手に電話を発信された履歴があって怖すぎ」問題の原因と対策
【iOS 10.2】Siriと音声コントロールを同時に無効化する方法
ところが、iOS 10.2アップデートで状況が一変しました。というのも、Siriと音声コントロールを同時に無効化できる設定が登場したからです。設定方法は以下のとおり。
1「設定」アプリを開く
ホーム画面で「設定」アプリをタップします。
2[一般]をタップする
「設定」画面で[一般]をタップします。
「設定」画面
3[アクセシビリティ]をタップする
続けて「一般」画面で[アクセシビリティ]をタップします。
「一般」画面
4[ホームボタン]をタップする
「アクセシビリティ」画面に移動したら下にスクロールし、[ホームボタン]をタップします。
「アクセシビリティ」には操作に関する設定が豊富に用意されている
5「押したままにして話す」で[オフ]を選択する
iOS 10.2で追加された「押したままにして話す」メニューの中から、[オフ]を選択します。
「ホームボタンを押したままにしても応答しません。」
この時点までSiriが有効だったとしても、[オフ]を選択するとSiriは自動的に無効化されます。また、ホームボタンの長押しによって音声コントロールが起動することもなくなります。
ここまで設定したら、ロック画面やホーム画面などでホームボタンを長押ししてみてください。これまでSiriか音声コントロールが起動していた場面であっても、何も反応しなくなっているはずです。