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嫌な感じの管理職たちが、やる気のない従業員について不満を言っている──だが、やる気をなくそうと思って出勤する人はいない。従業員たちのやる気は、彼らではなく職場環境の特徴を表すものなのだ。

仕事に関して自分が置かれた状況を改善するための最初の一歩は、まず自分が今の仕事に就いていることに幸せを感じていないと気付くことだ。

ただし、自覚することは思うほど単純なことではない。あなた自身の頭の中では、「泣き言を言わずにさっさと仕事をしなさい。仕事があることに感謝しなさい!」という声が聞こえているかもしれない。

「感謝しなさい」と言うのは簡単だ。だが、感謝するよう自分で自分に強いることはできない。体が信号を発する場合もある。仕事と体調不良に打ちのめされ、結局は「具合が悪いのは仕事のせいだ」と気付くことになる。

多くの人が病気になるほど仕事が嫌いになるのは、主に次の10の理由からだ。あなたに当てはまるものはあるだろうか?

1. 職場で人間として尊重されていない。貴重な協力者ではなく、生産単位の一つとみられている。

2. 適切なツールや設備など、仕事をするのに基本的に必要なものが与えられていない。それらを要求したり、指示を求めたりすれば、怒鳴られるか無視される。

3. 雇用主が従業員たちの個人の生活を度外視している。それぞれに仕事以外にも果たすべき義務があるということに対し、思いやりの気持ちがない。

4. 直属の上司が「暴君」であるか、部下を指揮する立場に不適任である。あるいは、その両方に該当する。

5. 会社からうそをつかれることに疲れた。

6. 将来の見通しが立たない。リーダーたちが仕事について、あるいは人として、正しいことをするといる人たちだという確信が持てない。

7. 職場の政治的な問題に対応するのに疲れた。

8. 給料が安すぎる。勤務時間が長すぎる。

9. 仕事がまるで、岩を押し上げながら斜面を登ることのように感じられる。プロジェクトを前に進めようとしても、“岩”は一向に転がらない。押すことに疲れてしまった。

10. 全ての言動に細心の注意を払わなければならない。すでに“刀は引き抜かれて”おり、注意しなければ窮地に追い込まれる可能性があるからだ。クビになるかもしれない──ほぼ何でも、その理由になり得る。

自分が間違った人たちのために働いており、そのことで時間を無駄にしていると気付いたら、それは大きな第一歩だ。あなたには、ただ単にあなたを受け入れてくれるというだけでなく、あなたを「祝福してくれる」仕事がふさわしい。

ただ単に現状から逃げ出すためではなく、自分自身の職業人生を向上させるために、そしてキャリアを積んでいくために、じっくりと検討した上で次の仕事、またはキャリアパスを選ぶ必要がある。

編集 = 木内涼子

 

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