名古屋市は13日、東山動植物園(名古屋市千種区)で飼育・展示していた絶滅危惧種のメスのシジュウカラガン1羽と、メスのマガモ1羽が死んだと発表した。簡易検査の結果、2羽のうちシジュウカラガンに鳥インフルエンザの陽性反応が出た。この2羽は、すでに陽性と確定したコクチョウ3羽とは別の池で飼育されていたため、園全体に拡大している可能性が高くなった。
死んだシジュウカラガンとマガモは、動物園南側の「古代池」で飼育されていた。いずれも4日に動物病院で隔離していた。13日午前10時半ごろ死んだことが確認された。鳥インフルエンザの簡易検査をしたところ、マガモは陰性だったが、シジュウカラガンは陽性だった。