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インクリングの日常 作者:キュラ
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1 ヒーロー認定?!

初めての投稿です!下手ですが、ぜひぜひ読んでいって下さい♪
ヴ~、ヴ~。聞き慣れすぎたアラームが耳元で鳴っている。
「う~ん。もう6時かぁ。」急いでアラームを止めると、クローゼットの中にある洋服を取り出した。今日は、いつものスパッツに水色の水玉のTシャツを来ていこう。そのあと、軽く朝食を取って洗面所に行った。鏡に映るのは、赤みがかった紫の目をしたガール。はぁ、とため息をついた。「どうして私だけ、こんな色なんだろう。」これは十年ほどずっと気にしてきたことだ。イカではこんな瞳の色はあり得ないと子供から大人までに言われ、中学生までずっといじめを受けていた。あり得ないなら、何で私がいるんだろうと、一度は自殺を試みたことだってある。だけど、私が自殺をしようとしたとき、両親は懸命になだめてきた。私は崖から飛び降りるつもりだったので、両親はかけよって抱いてくれたのだ。そのときは、まだ自殺を諦めてはいなかった。だけど、次の瞬間。突風が吹いて、三人とも崖から落ちそうになった。両親は私をどん、と突飛ばし、陸に私は転げた。だけど、二人はそのまま・・・。だから、もう両親以外の人は死んでほしくなかった。たとえ、私をいじめていた人でも。だから、もう自殺なんてとっくにやめた。
パシャっと冷たい水で顔を洗い、少し保湿ローションをぬって出掛けた。広場に出ると、いつものことだった。「ねぇ、あの子の瞳の色、おかしくない?」「あ、確かに‼」「なんかさ、気味悪いね。」そんな嫌な言葉は、もう聞こえないふり。相手がどんな思いで言っているのかは知らないけれど、私には関係のないことだ、と自分に言い聞かせていた。足取り重くロビーに向かうと、突然ガタッと蓋が空いた音がした。驚いて横を見ると、一人の老人がマンホールの蓋を持ち上げて広場を見渡していたのである。私が不思議に思って近付くと、足首をがっちりと掴まれてしたまった。「え?」そのまま、引っ張られるがままにマンホールの中へと落ちていった。
どすん!と大きな音がし、私はおもいっきりしりもちをついていた。「いった~。」恐る恐る目を開けると、そこは広場ではなく不思議な基地。はるか向こうにイカスツリーが見える。目の前にはあのマンホールから覗いていた老人が立っていた。服にはなにやらバッチがあり、金と銀に光を反射してる。
「あの、ここは・・・?」「驚かせてすまない。わしは旧カラストンビ部隊のアタリメ指令じゃ。」すごい人だったらしい。それだけしかわからなかった。「それでな、イカスツリーにいたオオデンチナマズが消えた事件は聞いておるか?」「え、まあ。」「それは、誰も信じぬがタコらの仕業じゃ。」「タコォ?」「そうじゃ。ま、聞くよりみた方が早いじゃろ。」そう言うとアタリメ指令は私の手をぐいっと引っ張って、一つのマンホールに飛び込んだ。またしりもちをついてしまったが、アタリメ指令は軽々と着地し、持っている杖?で下を指差した。「あれが、タコじゃ。」下を覗くと、イカではない変な生き物がうじゃうじゃと群がっていた。「あれが、タコ。」「そうじゃ。キャツら、100年前の大ナワバリバトルの復讐の機会をずっと狙っておった。わしが見張っておったんじゃが、天日干しをしとる間に盗まれてしまったんじゃ。頼む、力を貸してくれんか?」つまり、その奪われたオオデンチナマズを取り返すため、と。ふうん、悪くはないと思った。基地の前まで戻ってきたあと、私は言った。「いいよ、やります。」「本当か‼」アタリメ指令は嬉しそうに小屋に入っていき、なにやら服を持ってきた。「これは、キャツらのインクを防ぐスーツじゃ。これを着ていかないと、大変なことになるぞ。」「大変なこと?」「まあ、わからない事はたくさんあるだろうから、これで調べておきなさい。じゃ、明日から頼むぞい!!」「はーい。」帰り道はスーパージャンプで帰るらしい。私は空を飛びながら思った。少しだけ、彼らの言っていることがわかった気がする、と。
ありがとうございました‼次回作もお楽しみに‼

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