学校でのスポーツ中の事故 遺族“命預かる責任を”
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部活動や授業など、学校でのスポーツ中に起きる重大な事故をなくそうと、12日夜、事故で子どもを亡くした遺族が、日本体育大学で教師を目指す学生たちに体験を語り、「命を預かることに責任を持つ指導者になってほしい」と訴えました。
日本スポーツ振興センターによりますと、全国の小中学校や高校などでは、部活動や授業といったスポーツ中の事故で死亡した児童や生徒は、この10年間で227人に上っています。
研修会はこうした事態を受けて、日本体育大学が教師を目指す学生を対象に初めて開き、学生などおよそ400人を前に、事故で子どもを亡くした遺族4人が体験を語りました。
このうち13年前に東京・杉並区の高校でバレーボール部の練習中に倒れて死亡した草野恵さんの母親のとも子さんは、恵さんが死亡する前日に倒れて頭を強く打ったことや、その後も顧問が練習を続けさせた結果、翌日に再び倒れて死亡したことを報告しました。そのうえで「命を預かることに責任を持ち、事故が起きた時に何をすればいいのかを判断できる指導者になってほしい」と訴えました。
出席した男子学生は「亡くなった生徒の苦しみと遺族の悲しみを忘れず、命を守れる教師になりたい」と話していました。日本体育大学では、今後もこうした機会を設け、学生たちに適切な指導方法を学んでもらいたいとしています。
研修会はこうした事態を受けて、日本体育大学が教師を目指す学生を対象に初めて開き、学生などおよそ400人を前に、事故で子どもを亡くした遺族4人が体験を語りました。
このうち13年前に東京・杉並区の高校でバレーボール部の練習中に倒れて死亡した草野恵さんの母親のとも子さんは、恵さんが死亡する前日に倒れて頭を強く打ったことや、その後も顧問が練習を続けさせた結果、翌日に再び倒れて死亡したことを報告しました。そのうえで「命を預かることに責任を持ち、事故が起きた時に何をすればいいのかを判断できる指導者になってほしい」と訴えました。
出席した男子学生は「亡くなった生徒の苦しみと遺族の悲しみを忘れず、命を守れる教師になりたい」と話していました。日本体育大学では、今後もこうした機会を設け、学生たちに適切な指導方法を学んでもらいたいとしています。