http://portal.nifty.com/kiji/161212198284_1.htm
序文の話の流れ、金目鯛を話題にしているところといい、土屋賢二先生のエッセー、夏の終わりのひらめき(妻と罰)にそっくりである。
ひらめきは突然訪れる。 残暑がやわらぎかけた昼下がり、どうすれば財政赤字が解消できるかを考えながら歩いていたとき、突然ひらめい た。 そうだ!金目鯛の煮付けを食べよう!
話は今年の夏にさかのぼる。この時のぼくは、仕事が増えてきていたし、さらに仕事がもっともっと増えそうな予兆もあった。フリーランス的には好況といえるのだろうが、意外と不安感の方が先に立つ。ちゃんとやれるのだろうか。一人でやっているので相談する人もいない。
真夜中にインターネットで「仕事 がんばる 方法」と検索する。すると表示されるのは、内容が完全に「無」の記事だ。この場合は検索ワードの方も「無」なのでしょうがないとも言えるが、ゾッとする。
でも何かちょっとでもトクなことが書いてあるかもしれないしなぁ……と思いながら、読むこと一時間。結論にたどり着いた。
そうだ、海を見に行こう。
デイリーポータルは記事がパクられないとかいって自慢していたが、そもそも自分たちが記事をパクっているのだから救いようがない。斎藤氏は、記事の最初に、最近は仕事が忙しくなってきた、と語っているが、忙しければネタをぱくってよいのだろうか。
ネタは同じでも写真は自分たちで撮ってきたのだから今話題の問題とは話が別だ、と思うかもしれないが、では写真さえ自分たちで撮ればネタはどこかからパクってきてもいいのだろうか?記事がオリジナルかどうかの判断は、自分たちで写真を撮ったかどうかだけにあるわけではないだろう。
デイリーポータルzはこれまでおもしろい記事を書いてきたのだから(最近の記事は質が低いが)、もう少しがんばっていただきたいものである。