福岡市の病院にタクシーが突っ込み10人が死傷した事故で、警察は11日朝、事故現場で目撃者から当時の状況の聞き取りを行った。事故があった福岡市博多区の原三信病院の近くでは、実際に車を置くなどして警察が1時間あまりにわたって、事故の目撃者から当時の状況の聞き取りなどを行った。また捜査関係者への取材で、タクシーの運転席の足元には備え付けのフロアーマットの上に、市販の別のマットが敷かれていたことも分かった。上のマットは固定されておらず、このマットがずれてアクセルのペダルを押さえ込む形になって、タクシーが暴走した可能性もあるという。一方、この車はアクセルとブレーキを同時に踏むと、ブレーキが優先される仕組みで、警察は事故の原因を慎重に調べている。