2016.12.06 Tue posted at 09:39 JST
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(CNN) 米国のトランプ次期大統領が台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統と電話で会談し、中国からの反発を招いていることについて、トランプ氏の経済顧問、スティーブン・ムーア氏は5日、中国の感情を害しても「知ったことではない」と言い放った。
ムーア氏は地方ラジオ局とのインタビューで、「台湾は我々の同盟国だ。自由を信奉する人々だからこれまでも支援してきた。我々は同盟国を支援しなければならない。中国がいやがっても無視すればいい」と述べた。
中国は台湾を自国の一部とみなし、国家として認めていない。米国は1979年に中国と国交を樹立し台湾と断交して以来、この原則を認める立場を取ってきた。
トランプ氏と蔡氏の電話会談に対しては中国が米国務省に抗議し、米国の外交専門家らも強い懸念を示している。
しかしムーア氏は、中国がアジアで威嚇的な行動に出ていることを批判し、対中強硬路線で知られたレーガン元大統領と同じように中国に立ち向かうべきだと強調した。
同氏はまた、トランプ氏が蔡氏と電話会談したことは大歓迎だと表明。米外交当局ではこれまで「こんなことはとてもできない、中国に対して失礼じゃないか、とみんなびくびくしてきた」と主張し、「中国に失礼でも私の知ったことではない」と切り捨てた。
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