防衛省 自衛隊機の緊急発進で中国に反論
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10日、中国の軍用機6機が沖縄本島と宮古島の間の上空を通過したことをめぐり、中国が「自衛隊機が近距離で妨害し安全に危害を加えた」などと発表したことについて、防衛省は、「事実と明らかに異なることを一方的に発表したことは関係改善を損なうもので、極めて遺憾だ」とするコメントを出しました。
防衛省によりますと、10日午前、中国軍の戦闘機など合わせて6機が、東シナ海から沖縄本島と宮古島の間を抜けて、太平洋の方面に飛行し、自衛隊機がスクランブル=緊急発進して警戒監視に当たりました。
その後、中国国防省の報道官は、国際法に適合した訓練だったとしたうえで、「自衛隊機2機が近距離で妨害したうえ、妨害弾を発射し、中国側の飛行機と乗員の安全に危害を加えた」と発表していました。
これについて、防衛省は、11日夜にコメントを発表し、「自衛隊機は国際法および自衛隊法に基づく厳格な手続きにしたがって対応した。中国機に対し、近距離で妨害を行った事実はなく、妨害弾を発射し安全を脅かしたという事実も一切ない」と中国側の発表を否定しました。
そのうえで、「事実と明らかに異なることを中国国防部が一方的に発表したことは日中関係の関係改善を損なうもので、極めて遺憾だ」としています。
その後、中国国防省の報道官は、国際法に適合した訓練だったとしたうえで、「自衛隊機2機が近距離で妨害したうえ、妨害弾を発射し、中国側の飛行機と乗員の安全に危害を加えた」と発表していました。
これについて、防衛省は、11日夜にコメントを発表し、「自衛隊機は国際法および自衛隊法に基づく厳格な手続きにしたがって対応した。中国機に対し、近距離で妨害を行った事実はなく、妨害弾を発射し安全を脅かしたという事実も一切ない」と中国側の発表を否定しました。
そのうえで、「事実と明らかに異なることを中国国防部が一方的に発表したことは日中関係の関係改善を損なうもので、極めて遺憾だ」としています。