俵万智氏が「日本死ね」を流行語に選考した理由を説明「世の中を動かした」

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10日、歌人・俵万智氏が自身のTwitter上で、「日本死ね」を選考した件に言及した。

1日に発表された「2016ユーキャン新語・流行語大賞」で、トップテンに「保育園落ちた日本死ね」が選ばれた件が物議を呼んだ。

なかには審査員を務めた俵氏に対し、「俵万智さんが選んだとは思いたくない」などと、失望する意見も寄せられているようだ。

しかし、俵氏は「『死ね』が、いい言葉だなんて私も思わない。でも、その毒が、ハチの一刺しのように効いて、待機児童問題の深刻さを投げかけた。世の中を動かした。そこには言葉の力がありました」と選考を肯定する意見を投稿した。

俵氏は「お母さんが、こんな言葉を遣わなくていい社会になってほしいし、日本という国も日本語も、心から愛しています」と文章を締めくくっている。

「日本死ね」が選ばれたこと関しては、タレントのつるの剛士が「とても悲しい気持ちになった」と自身のTwitter上で嘆き、波紋を呼んだ。【関連記事】
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