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俵万智氏「日本死ね」流行語選出理由を説明「言葉の力が世の中動かした」

歌人の俵万智氏
歌人の俵万智氏
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 歌人の俵万智氏(53)が10日、自身のツイッターを更新。審査員を務める「ユーキャン新語・流行語大賞」で「保育園落ちた日本死ね」を選出した理由について見解を示した。

 1日に発表された「新語・流行語大賞」で、待機児童問題を過激な言葉で訴えた「…日本死ね」がトップ10入り。これに対し、ネット上では「俵万智さんが選んだとは思いたくない」などと批判の書き込みが相次ぎ、タレントのつるの剛士(41)も「こんな汚い言葉に国会議員が満面の笑みで登壇、授与って。なんだか日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました」と投稿していた。

 これら失望の声を受け、俵氏は「何か書かないと次に進めない雰囲気になっていました。だから一回だけ、その件について、私の思いを書きますね」とツイート。「『死ね』が、いい言葉だなんて私も思わない」としながら「でも、その毒が、ハチの一刺しのように効いて、待機児童問題の深刻さを投げかけた。世の中を動かした。そこには言葉の力がありました」と選出に至った背景を説明した。

 最後は「お母さんが、こんな言葉を遣わなくていい社会になってほしい」と呼びかけると「日本という国も日本語も、心から愛しています」とつづって、締めくくった。

[ 2016年12月11日 13:05 ]

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