12月11日 12時23分
ノーベル賞の授賞式が11日未明行われ、医学・生理学賞を受賞した大隅良典さんがかつて在籍した研究所のある愛知県岡崎市では指導を受けた研究者や市民から喜びの声が聞かれました。
大隅さんは平成8年から13年間、岡崎市にある基礎生物学研究所で教授として受賞の理由となったオートファジーの研究に打ち込みました。
研究所の助教で、長年大隅さんのもとで研究していた鎌田芳彰さんは「授賞式では緊張したのか、表情が少し硬かったかなと感じました。一緒に研究した者として光栄ですし、自分の研究の励みになります」と話していました。
また、研究所の最寄りの名鉄東岡崎駅では市民から喜びの声が聞かれました。
20代の男性は「岡崎の市民として誇らしい気分です」と話していました。
70代の女性は「うれしいですね。
『おめでとうございます』と声をかけたいです」と話していました。
大隅さんが月数回は訪れていたという居酒屋の店主の藤原修司さんは「店に来ていた頃『いつかノーベル賞ですね』と水を向けると『いやいや』と謙遜されていましたが、実際に受賞されて改めてすごいと思いました。本当にうれしいです」と話していました。
岡崎市などでは、今後、大隅さんの講演会を計画しているということです。
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