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【首都スポ】サッカー 初インカレの中野がハット 筑波大5発圧倒で8強2016年12月11日 紙面から
◇全日本大学選手権 筑波大5−0中京大サッカーの第65回全日本大学選手権(インカレ)は10日、関東各地で2回戦の8試合を行い、関東代表シード4校が初戦を突破、ベスト8入りした。筑波大(関東第2)はFW中野誠也(3年・磐田U−18)のハットトリックなどで5−0で中京大(東海第2)に大勝し、総理大臣杯全日本大学トーナメントと関東大学1部リーグとの3冠を目指す明大(関東第1)も6−0で九州共立大(九州第3)に圧勝した。日体大(関東第3)は2−0で静岡産大(東海第1)に、順大(関東第4)は慶大(同6)に2−1でそれぞれ勝利。法大(同5)と専大(プレーオフ枠)はともに敗退した。準々決勝は12日に行われる。 筑波大の点取り屋が、自身初のインカレ初戦となった中京大戦で3得点1アシストと大暴れした。今季関東大学1部リーグ得点ランク2位(13得点)のFW中野が、今夏の天皇杯茨城県大会の流通経大ドラゴンズ龍ケ崎戦以来となるハットトリック。チームを8強進出へと導いた。 圧巻のゴールショーの開演は前半8分。DF野口の左サイドからのクロスを頭で合わせてゴールネットを揺らすと、喜びを爆発させた。「全国で見せつけたいと思っていたので、気合が入っていました」。この得点で勢いに乗った。 同40分には、エリア外やや左から豪快に右足をふり抜き、ゴール右隅にシュートを突き刺して2点目。闘争心に火が付いた中野は、これでますます止まらなくなった。 後半16分には「意思が通じた」というMF戸嶋からのスルーパスに抜け出すと、冷静に右足で流し込み、1試合3ゴールの離れ業を演じた。 そして、同21分に途中交代する際には、観客席からの拍手に両手を挙げて応え、笑顔でベンチへと退いた。 試合後、筑波大の小井土正亮監督は「いつもこのぐらい取ってくれれば」と、冗談交じりに語った。その一方で、「彼自身が一番ホッとしたのだと思う。1点目の喜び方を見ても期するモノがあったのだと感じた」と、重圧と戦い続ける3年生エースをねぎらった。 次戦は4強をかけて関大と激突。攻撃をけん引するFW竹下玲王(3年)は、磐田U−18時代のチームメートでもある。この日の主役は「負けたくありません。筑波のプライドを懸けて勝ちたいと思います」と、同級生との因縁対決にギラギラと闘志を燃やした。 (馬場康平) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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