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鯨船行事の山車展示
12月09日 12時28分
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三重県四日市市の鳥出神社の鯨船行事がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まり、地元で祭りに使われる山車を紹介する展示会が開かれています。
四日市市立博物館で開かれた展示会には、鳥出神社の鯨船行事に登場する4つの地区の山車のうち、北島組の山車が地区の蔵から運ばれ展示されています。
山車は全長7.6メートルで船の形をしていて、側面を飾る真っ赤なラシャの生地の幕には金の糸でシャチや鳥などが刺しゅうされ、豊かな海を表現しています。
江戸時代から伝わる鯨船行事は、豊漁などを願い、鯨をしとめる様子を再現し地元の神社に奉納するものです。
山車には長年にわたる祭りでついた傷あとも間近で確認することができ、訪れた人は写真を撮ったりして楽しんでいました。
市内から訪れた73歳の男性は、「地元の祭りがユネスコに登録されてうれしい。祭りの時は山車を興奮しながら見ているが展示会では豪華な刺しゅうをじっくり見ることができた」と話していました。
展示会は12月11日まで開かれています。
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